問題
Q18. 次の a ~ e の文は,公共測量における写真地図作成について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
a.峡谷をまたがる道路の高架橋部分で写真地図にひずみが生じた場合,ブレークライン法により取得した橋桁直下の地形の標高を用いて高架橋部分の正射変換をすれば,ひずみを修正できる。
b.数値地形モデルの作成において,河川及び小規模な湖沼などの陸水面には,標高値にマイナス9999メートルなどの現実に存在しない値を与える。
c.写真地図を作成するに当たり,既存の数値地形モデルを用いる場合,データ品質,経年変化などについての点検を行う必要がある。
d.地上画素寸法8cmの数値写真を用いて,地上画素寸法10cmの写真地図を作成することができる。
e.数値地形モデルファイルの点検は,デジタルステレオ図化機などを用いて計測された標高点と数値地形モデルファイルから抽出された標高点とを比較することにより行う。
1.a,b
2.a,e
3.b,c
4.c,d
5.d,e
正解・解説
答え
答えは 1。
正答根拠
答えは 1。誤っているのは a・b。
- a× 高架橋部分のひずみを,橋桁直下の地形標高で正射変換しても修正できない。正しくは、高架橋面など対象物の高さを反映したデータが必要。
- b× 陸水面に現実に存在しない標高値を与える扱いが誤り。水面の処理はデータ作成基準に従って行う。
- c○ 既存DTMを使う場合,品質や経年変化の点検が必要。
- d○ 8cmの数値写真から10cmの写真地図を作成することは,元データの地上画素寸法が成果より細かいため可能。
- e○ DTMファイルの点検は,計測標高点とDTMから抽出した標高点を比較して行う。
関連知識 DTMは地表面、DSMは建物や樹木上面を含む表層面を表す。高架橋など地表から離れた対象を正射化するには、対象物表面の高さを持つモデルが必要である。
問題・正答の出典:国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例」。問題・解説は学習用に編集しています。解説は国土地理院が作成・推奨するものではありません。法令や作業規程の改正により、現在の取扱いと異なる場合があります。