測量士 過去問 / 令和7年

令和7年 No.12
水準測量(12)

測量士試験・午前択一

問題

Q12. 次の a ~ e の文は,公共測量における水準測量について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
a.1級及び2級水準測量におけるレベルの点検調整は,観測着手前及び観測期間中おおむね10日ごとに行うものとする。
b.1級水準測量においては,観測の開始時,終了時及び固定点到着時ごとに,1 ℃単位で気温を測定するものとする。
c.直接水準測量の最大視準距離は,水準測量の等級区分によらず,機器の性能によって定められている。
d.標尺は2本1組とし,往路及び復路の観測において標尺を交換するものと定められているが,これにはレベルの視準軸の傾きに起因する誤差を消去する目的が含まれている。
e.1級水準測量においては,標尺の下方20 cm以下を読定しないものと定められているが,これは地面付近の大気の屈折による誤差の影響を小さくするためである。
1.a,c
2.a,e
3.b,d
4.b,e
5.c,d

正解・解説

答え

答えは 5。

正答根拠

a○ 1級・2級水準測量のレベルの点検調整は,観測着手前及び観測期間中おおむね10日ごとに行う。

b○ 1級水準測量では,観測の開始時・終了時・固定点到着時ごとに気温を測定する。

c× 「等級区分によらず,機器の性能によって定められている」が誤り。正しくは、直接水準測量の最大視準距離は 水準測量の等級区分ごと に定められている。

d× 「視準軸の傾きに起因する誤差を消去する目的」が誤り。正しくは、標尺交換は 標尺の器差の影響を平均化・消去するため。視準軸の傾きの影響は前後視距離をつり合わせて小さくする。

e○ 下方20cm以下を読定しないのは,地面付近の大気の屈折の影響を小さくするためで正しい。

したがって,誤っているのは c・d で,答えは 5。

関連知識 前視距離と後視距離を等しくすると視準軸誤差を相殺し、往復で2本の標尺を交換すると標尺固有の零点差を平均化できる。誤差ごとに消去方法が異なる。

問題・正答の出典:国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例」。問題・解説は学習用に編集しています。解説は国土地理院が作成・推奨するものではありません。法令や作業規程の改正により、現在の取扱いと異なる場合があります。

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