測量士 過去問 / 令和7年

令和7年 No.11
GNSS・楕円体高と標高(11)

測量士試験・午前択一

問題

Q11. 新点 A ~ E において,GNSS 測量機を用いた基準点測量を行い,新点 A から各新点までの距離及びそれぞれの楕円体高を表11のとおり得た。新点 A の標高を 50.00 m としたとき,新点 A ~ E のうち最も標高が高い点はどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
ただし,新点 A ~ E は図11のとおり地図上で一直線上に並んでいるものとし,ジオイドは楕円体面に対し,新点 A から新点 E の方向へ,距離1,000.00 m 当たり +0.05 m の一様な傾斜をしているものとする。また,距離は,楕円体面上の距離とする。
なお,関数の値が必要な場合は,巻末の関数表を使用すること。
1.新点A
2.新点B
3.新点C
4.新点D
5.新点E
新点名Aからの距離楕円体高 A0.00 m91.40 m B2,000.00 m91.60 m C4,000.00 m91.65 m D6,000.00 m91.70 mE8,000.00 m91.75 m ABCDE
出題時の関数表

問題文で指定されている関数表です。拡大して確認できます。

令和7年 測量士試験の関数表

出典:国土地理院・令和7年の問題冊子

正解・解説

答え

答えは 2。

正答根拠

標高 H = 楕円体高 h - ジオイド高 N

新点Aは 標高50.00 m,楕円体高91.40 m なので,N_A = 91.40 - 50.00 = 41.40 m。

ジオイドは A→E 方向へ 1,000 m当たり +0.05 m ずつ高くなる。したがって Bは+0.10,Cは+0.20,Dは+0.30,Eは+0.40 を A のジオイド高に足す。
N_B=41.50,N_C=41.60,N_D=41.70,N_E=41.80。

HB = 91.60 - 41.50 = 50.10 m
HC = 91.65 - 41.60 = 50.05 m
HD = 91.70 - 41.70 = 50.00 m
HE = 91.75 - 41.80 = 49.95 m

最も高いのは B点の 50.10 m。したがって答えは 2(新点B)。

関連知識 標高は楕円体高だけで比較できない。ジオイドが傾く地域では、楕円体高が増えていても H=h-N の結果として標高が低下することがある。

問題・正答の出典:国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例」。問題・解説は学習用に編集しています。解説は国土地理院が作成・推奨するものではありません。法令や作業規程の改正により、現在の取扱いと異なる場合があります。

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