測量士 過去問 / 令和7年

令和7年 No.10
GNSS基準点測量(10)

測量士試験・午前択一

問題

Q10. 次の 1 ~ 5 の文は,公共測量における GNSS 測量機を用いた基準点測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
1.異なる機種のアンテナを組み合わせた測量では,原則として PCV 補正を行うことが必要である。
2.GNSS 衛星及び GNSS 受信機の時計のずれに起因する誤差は,二重位相差による解析処理で消去することができる。
3.スタティック法は,複数の観測点に GNSS 測量機を整置して,GNSS 衛星からの信号を同時に受信し,それに基づく基線解析により,観測点間の基線ベクトルを求める観測方法である。
4.スタティック法では,GNSS 衛星の軌道情報に精密暦を用いなければならない。
5.ネットワーク型 RTK 法は,位置情報サービス事業者が算出した補正データ又は面補正パラメータを,携帯電話などの通信回線を介して移動局で受信し,移動局側において解析処理を行い,即時に位置を求める観測方法である。

正解・解説

答え

答えは 4。

正答根拠

答えは 4。

1○ 異機種アンテナを組み合わせる基線解析では,原則として PCV 補正を行う。

2○ 衛星時計と受信機時計のずれは,二重位相差で消去できる。

3○ スタティック法は,同時受信したデータから基線ベクトルを求める方法で,記述どおり。

4× 「精密暦を用いなければならない」が誤り。正しくは、公共測量の GNSS 測量で衛星の軌道情報は 放送暦を標準 とする。

5○ ネットワーク型RTK法の説明として正しい。

関連知識 GNSSの一重位相差で衛星時計誤差、二重位相差で受信機時計誤差も消去できる。基線解析では、この差分処理後に整数値バイアスをFIXする。

問題・正答の出典:国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例」。問題・解説は学習用に編集しています。解説は国土地理院が作成・推奨するものではありません。法令や作業規程の改正により、現在の取扱いと異なる場合があります。

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