測量士 過去問 / 令和7年

令和7年 No.9
準天頂衛星(9)

測量士試験・午前択一

問題

Q9. 次の 1 ~ 5 の文は,準天頂衛星などについて述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
1.準天頂衛星は,日本において高仰角に位置する時間が長い。このため,準天頂衛星は,衛星測位の利用可能なエリアや時間帯を広げる効果がある。
2.準天頂衛星は,約24時間ごとにほぼ同じ配置を取る。
3.準天頂衛星は,少なくとも1機の衛星が天頂方向に見えるため,他の衛星と組み合わせて良好な衛星配置を維持しやすくなり,測量精度の向上が期待できる。
4.準天頂衛星には,地表に投影すると数字の8の字のような軌跡を描く衛星と,ほぼ同じ位置に留まって見える衛星がある。
5.公共測量において,スタティック法による10km以上の観測を行う場合,観測に必要な衛星数はGPS衛星と準天頂衛星を合わせて最小で4衛星である。

正解・解説

答え

答えは 5。

正答根拠

1○ 準天頂衛星は日本で高仰角に見える時間が長く,利用可能エリアや時間帯を広げる効果がある。

2○ 約24時間ごとにほぼ同じ配置を取るという説明でよい。

3○ 他衛星と組み合わせることで衛星配置がよくなり,精度向上が期待できる。

4○ 準天頂軌道の衛星と,静止して見える衛星があるという説明は正しい。

5× 「最小で4衛星」が誤り。正しくは、公共測量でスタティック法により 10km以上 の観測を行う場合,GPS衛星と準天頂衛星を合わせて5衛星以上 が必要。

したがって答えは 5。

関連知識 準天頂衛星システムには準天頂軌道衛星と静止軌道衛星が含まれる。高仰角衛星は遮蔽物の影響を受けにくいが、測位には必要衛星数と幾何学的配置の両方が必要である。

問題・正答の出典:国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例」。問題・解説は学習用に編集しています。解説は国土地理院が作成・推奨するものではありません。法令や作業規程の改正により、現在の取扱いと異なる場合があります。

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