問題
Q18. 次の文は,公共測量において無人航空機(以下「UAV」という。)により撮影した数値写真を用いて三次元点群データを作成する作業(UAV写真点群測量)について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
1.標定点は外側標定点が3点以上,内側標定点が1点以上となるように設置し,検証点を兼ねることができる。
2.位置精度が 0.10 m以内 の三次元点群データを作成する必要がある場合,撮影する数値写真の地上画素寸法が 0.02 m以内 となるように撮影計画を立てる。
3.高低差が大きい地域を撮影する場合,撮影基準面は数コース単位で設定することができる。
4.撮影後に実際の写真重複度を確認することが困難であると予想される場合,同一コース内の隣接数値写真との重複度が90%以上となるように撮影計画を立てる。
5.外側標定点を結ぶ範囲のさらに外側に,少なくとも1枚以上の数値写真を撮影するように撮影計画を立てる。
正解・解説
答え
答えは 1。
正答根拠
誤っているのは 1。したがって答えは 1。
1:×。標定点が「検証点を兼ねることができる」が誤りであり、正しくは、標定点と検証点は別に設ける。
2:○。必要精度 0.10 m 以内なら、地上画素寸法 0.02 m 以内となるように計画する整理でよい。
3:○。高低差が大きい地域では、撮影基準面を数コース単位で設定できる。
4:○。後から重複度を確認しにくい場合は、同一コース内の隣接写真との重複度を 90% 以上確保する計画とする。
5:○。外側標定点を結ぶ範囲のさらに外側にも、少なくとも 1 枚以上撮影するように計画する。
検証点は、標定点とは 別に設けて独立に精度確認 に使う。
したがって、誤りとして選ぶのは 1。
UAV 写真点群は、標定点と検証点を兼ねさせない。
関連知識 標定点はバンドル調整でカメラ位置・姿勢を決めるために使い、検証点は調整に使わず成果の誤差だけを測る。両者を兼用すると、調整に適合した点で自分自身を検査することになり、外部精度を評価できない。
問題・正答の出典:国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例」。問題・解説は学習用に編集しています。解説は国土地理院が作成・推奨するものではありません。法令や作業規程の改正により、現在の取扱いと異なる場合があります。