問題
Q26. 次の a~e の文は,公共測量における用地測量について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の中から選べ。
a.公図等転写連続図の作成において,隣接する公図間の境界線が整合しない部分があったため,接合部が合致するように境界線を編集した。
b.権利者確認調査において,測量計画機関から貸与された資料などに基づき権利者調査表を作成した。
c.境界測量において,現地で境界点を直接測定し,その座標値を求めることとしたが,家屋の密集により基準点からの視通を確保できなかったため,補助基準点を設置して作業を行った。
d.ネットワーク型 RTK 法による境界測量で,1 セット目の観測終了後に再初期化を行い,2 セット目の観測を行った。境界点の座標値には 1 セット目の観測値を採用し,2 セット目の観測は点検値とした。
e.境界測量において,境界点間の距離を計算した際に,0.001 m の次の位を切り捨てた。
1.a,b
2.a,d
3.b,c
4.c,e
5.d,e
正解・解説
答え
答えは 2。
正答根拠
誤りは a・d。したがって答えは 2。
aが誤り。公図等転写連続図で、接合部を合わせるために境界線を編集してはいけない。正しくは、公図記載の字界をそのまま転写する。
bは正しい。権利者確認調査表は、貸与資料等に基づいて作成する。
cは正しい。視通を確保できない場合、補助基準点を設置して作業することができる。
dが誤り。2セット観測したときは、1セット目だけを採用して2セット目を点検値扱いにするのではなく、両セットから成果を決める。
eは正しい。境界点間距離は 0.001m の次の位以下を切り捨てる。
根拠:国土地理院「作業規程の準則」第4章 用地測量。資料調査、復元測量、境界確認、境界測量、境界点間測量、面積計算、成果等の規定。
関連知識 独立に初期化した2セットのGNSS観測は、較差が許容内なら平均して偶然誤差を減らす。片方を常に成果、他方を点検だけにすると対等な観測情報を捨てるため、セットごとの独立性と採用規則をそろえる。
問題・正答の出典:国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例」。問題・解説は学習用に編集しています。解説は国土地理院が作成・推奨するものではありません。法令や作業規程の改正により、現在の取扱いと異なる場合があります。