資格独学.SHIKAKU DOKUGAKU

KNOW YOUR NEXT CHALLENGE

測量士

測量の計画から実施まで。位置と形を正確に捉える技術を学ぶ。

原稿の情報確認日:

受験資格
制限なし測量士補の取得・実務経験も不要
試験日
2027年5月中旬ごろ例年に基づく目安・正式日程ではありません
受験手数料
電子4,200円/書面4,250円2026年の参考額。2027年は公式案内を確認
直近合格率
24.2%2026年の実施結果

※本文中の「筆者」は、「資格独学」の運営者を指します。体験談は筆者から提供されたものです。

測量士とは?

測量士は、測量に関する計画を作成し、または測量を実施する国家資格です。

測量士補が、測量士の作成した計画に従って測量に従事するのに対し、測量士は計画を作成する役割も担います。測量士として登録することで、測量法に定める基本測量や公共測量に、技術者として従事できます。(国土地理院)

測量士試験では、測量士に必要な専門知識だけでなく、その知識を応用する能力も問われます。(国土地理院)

測量の知識を体系的に学びたい方、測量士補から学習を進めたい方、計画や計算まで理解を深めたい方に、挑戦をおすすめしたい資格です。

受験資格|測量士補を持っていなくても受験できます

測量士試験には、年齢・学歴・実務経験・国籍などによる受験制限はありません。

測量に関する学校を卒業している必要はなく、測量業務に従事した経験も必要ありません。測量士補を取得していなくても、最初から測量士試験を受験できます。(国土地理院)

また、試験合格による資格取得経路では、合格後に追加の実務経験を積むことは登録の条件ではありません。試験合格によって資格要件を満たし、所定の登録手続きを行うことになります。(国土地理院)

2027年の試験日程の目安

2026年の試験は終了しています。次回の受験に向けて、近年の実施時期を参考にすると、次のスケジュールが目安になります。(国土地理院)

2027年の試験日程の目安・表1
項目2027年〈令和9年〉の目安
申込期間1月上旬~下旬ごろ
試験日5月中旬ごろの日曜日
合格発表7月上旬ごろ

※上記は、例年の実施時期に基づく目安であり、2027年の正式な日程ではありません。正式発表後に確定日へ更新します。申込期間や試験日は変更される場合があるため、受験する際は必ず公式の試験案内をご確認ください。

参考にした2025年・2026年の公式日程では、試験はそれぞれ5月18日・5月17日、測量士の合格発表は7月8日・7月9日でした。申込締切は年によって異なるため、「1月下旬」を「1月末まで」と考えず、早めに確認しましょう。(国土地理院)

試験の基本情報

以下は、2026年の実施内容です。2027年の受験時には、その年の正式な案内を確認してください。

試験の基本情報・表2
項目内容
午前試験択一式28問/2時間30分
午後試験記述式/2時間30分
午後の解答方法必須問題1題+選択問題4題のうち2題
受験手数料〈電子申請〉4,200円
受験手数料〈書面申請〉4,250円

試験形式・時間は国土地理院の受験案内、受験手数料は電子申請案内および受験案内に基づきます。(国土地理院)

何を勉強する試験?

現在の試験科目は、「測量に関する法規及びこれに関連する国際条約」「測地測量」「測図測量・地理情報システム」「三次元点群測量」「応用測量」の5区分です。(国土地理院)

2025年から試験科目の名称が変更されています。例えば、従来の多角測量・GNSS測量・水準測量は「測地測量」に整理されています。古い教材を使用する場合は、現在の科目との対応を確認しましょう。(国土地理院)

合格基準

合格するには、次の両方を満たす必要があります。

合格基準・表3
判定項目合格に必要な得点
午前試験700点満点中450点以上〈28問中18問以上正解〉
午前・午後の合計1,400点満点中910点以上

午後で高得点を取っても、午前の基準を満たしていなければ合格にはなりません。なお、午前の基準は2024年から450点以上に変更されています。古い教材に記載された基準と混同しないようにしましょう。(国土地理院)

過去5年の合格率

過去5年の合格率・表4
年受験者数合格者数合格率
2022年〈令和4年〉3,194人460人14.4%
2023年〈令和5年〉3,667人379人10.3%
2024年〈令和6年〉3,717人485人13.0%
2025年〈令和7年〉3,703人1,487人40.2%
2026年〈令和8年〉3,966人961人24.2%

各年の受験者数・合格者数・合格率は、国土地理院の公表値に基づきます。(国土地理院)

合格率の変化をどう見るか|筆者の考察

2025年の測量士試験は、合格率が前年の13.0%から40.2%へと大きく上昇しました。(国土地理院)

筆者は、この変化を考えるうえで、測量分野の担い手確保という背景にも注目しています。実際に、2025年4月に施行された改正測量法では、技術の進展に対応した測量士・測量士補の担い手確保が、改正の柱の一つに位置づけられています。人材の確保に向けた政策的な方向性は、公式資料からも読み取れます。(国土地理院)

一方、2026年の合格率は24.2%となり、前年より低下しました。筆者個人としては、2025年の出題水準と合格者数の関係を踏まえ、翌年の難易度が調整された可能性もあるのではないかと考えています。「どの程度の難易度で、どの程度の合格者数につながるか」を検討したうえでの結果だった、という見方です。(国土地理院)

今後の測量士試験については、合格率25%前後、おおむね20~30%程度で推移するのではないかと予想しています。

ただし、担い手確保と試験難易度の関係や、合格者数を見込んだ年度間の調整が実際にあったことは確認できていません。ここで述べた見方は、公式見解ではなく、筆者個人の考察・予想です。

過去問を繰り返し学ぶことの重要性

合格率がどのように変化しても、筆者が学習の軸としておすすめするのは、過去問を繰り返し解き、理解を積み重ねることです。

測量士・測量士補の学習を通じて、過去問で身につけた知識や解法を、別の年度の問題にも活かせる場面が多いと感じました。答えだけを覚えるのではなく、「なぜその答えになるのか」「どのような手順で解くのか」まで理解することが大切だと考えています。

実際に筆者も、過去問演習を繰り返して測量士補を取得し、その後、測量士試験にも合格しました。筆者には、測量業務に従事した経験はありません。

測量士試験の午後は記述式です。そのため、学習では、選択肢の正誤を判断するだけでなく、計算過程や説明を自分で書く練習も取り入れましょう。(国土地理院)

実務経験がないからといって、最初から難しく考えすぎる必要はありません。筆者自身の経験からも、過去問を軸に知識と解き方を身につけていけば、未経験からでも合格を目指せると考えています。

まずは過去問を解く。分からなかったところを理解し、もう一度、自分の力で解く。

この積み重ねを、学習の中心に据えていきましょう。

なお、古い過去問には、法令や作業規程の改正によって、現在の取扱いと異なる内容が含まれる場合があります。出題当時の正答と、現在の基準を区別して学習することも大切です。(国土地理院)

合格後は登録手続きが必要です

測量士試験に合格すると、測量士として登録するための資格要件を満たします。ただし、試験合格と、測量士名簿への登録は別の手続きです。(国土地理院)

測量士として登録するには、国土地理院へ申請し、登録免許税30,000円を納付します。郵送費などは別途かかります。(国土地理院)

登録後の更新手続きはありません。ただし、氏名や事務所・業務所の名称、所在地など、登録事項に変更があった場合は所定の届出が必要です。(国土地理院)

よくある質問

Q.測量士補から順番に取得しなければなりませんか?

その必要はありません。測量士補を持っていなくても、測量士試験を受験できます。学習を段階的に進めたい方は測量士補から、すでに基礎知識がある方は測量士から挑戦する、という選び方も考えられます。(国土地理院)

Q.自分の電卓を使えますか?

使用できません。測量士試験では、国土地理院が用意した電卓を使用します。(国土地理院)

Q.試験以外にも資格を取得する方法はありますか?

あります。所定の教育課程や養成施設、実務経験などに基づく経路があります。ただし、それぞれ条件が異なるため、自分がどの経路に該当するか、国土地理院の登録案内で確認してください。(国土地理院)

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ご利用にあたって

本ページは「資格独学」が作成した資格紹介であり、各試験実施機関の公式案内ではありません。

試験制度・受験資格・手数料などは、情報確認日時点の公式資料に基づいています。未発表の日程は、過去の実施時期を参考にした目安として掲載しています。受験の申込みや登録の際は、必ず最新の公式案内をご確認ください。

学習方法や合格率に関する筆者の考察は、個人の経験・見解であり、合格や今後の試験傾向を保証するものではありません。

出典・参照資料

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