技術士とは?
技術士は、科学技術に関する高度な専門知識や応用能力、技術者としての倫理を備えた人に与えられる国家資格です。建設、機械、電気電子、情報工学、環境など、幅広い技術分野を対象としています。(日本技術士会)
技術士になるには、所定の受験資格を満たして第二次試験に合格し、登録する必要があります。第一次試験に合格しただけで「技術士」になれるわけではありません。(日本技術士会)
「資格独学」で学習対象としている技術士第一次試験は、技術士になるための第一段階に位置づけられる試験です。科学技術の基礎知識、技術者としての適性、選択した技術部門の専門知識が問われます。(日本技術士会)
受験資格|学歴・実務経験による制限はありません
技術士第一次試験には、年齢・学歴・国籍・業務経歴などによる受験制限はありません。
大学の理工系学部を卒業している必要はなく、高校生・大学生や、技術系の仕事に従事した経験がない方でも受験できます。
ただし、受験条件がないことと、試験内容が簡単であることは別です。試験内容は、大学の工学・農学・理学などの課程を修了した程度を想定しています。(日本技術士会)
将来、技術士を目指したい方はもちろん、仕事で使う専門知識を整理したい方や、技術者としての基礎を学び直したい方にも、挑戦をおすすめしたい試験です。
2026年度の試験日程
2026年度の試験は、11月22日(日)に実施されます。申込受付は終了していますが、試験はこれからです。(日本技術士会)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象年度 | 2026年度〈令和8年度〉 |
| 試験日 | 2026年11月22日(日) |
| Web申込期間 | 6月10日(水)9時~6月23日(火)17時【受付終了】 |
| 郵送申込期間 | 6月10日(水)~6月24日(水)【受付終了】 |
| 合格発表 | 2027年2月下旬予定 |
| 受験手数料 | 13,000円。振込手数料などは別途 |
日程・申込方法は日本技術士会の実施案内、受験手数料は2026年度の受験申込み案内に基づきます。(日本技術士会)
試験は全国17都道府県で実施されます。実際に受験する会場は、公式の会場案内と受験票で確認してください。(日本技術士会)
試験科目・出題形式
試験は、基礎科目・適性科目・専門科目の3科目で構成されます。解答方式はいずれも5肢択一式のマークシートです。専門科目は20の技術部門から1部門を選択します。(日本技術士会)
| 科目 | 主な内容 | 解答する問題数 | 試験時間 |
|---|---|---|---|
| 基礎科目 | 設計・計画、情報・論理、解析、材料・化学・バイオ、環境・エネルギー・技術 | 5つの問題群から各3問、合計15問 | 1時間 |
| 適性科目 | 技術士法に定められた義務の遵守に関する適性など | 15問すべて | 1時間 |
| 専門科目 | 選択した技術部門の基礎知識・専門知識 | 35問から25問を選択 | 2時間 |
基礎科目は、30問から自由に15問を選ぶ形式ではありません。5つの問題群それぞれから3問ずつ選択する必要があります。(日本技術士会)
合格基準
合格基準は、各科目それぞれ50%以上の得点です。3科目の合計点が半分を超えていればよい、という仕組みではありません。(日本技術士会)
| 科目 | 満点 | 通常の配点で必要な正解数 |
|---|---|---|
| 基礎科目 | 15点 | 15問中8問以上 |
| 適性科目 | 15点 | 15問中8問以上 |
| 専門科目 | 50点 | 解答した25問中13問以上 |
基礎・適性は1問1点、専門は1問2点です。上表は、その配点と合格基準から整理したものです。試験の一部免除に該当する方は、公式案内で個別の条件を確認してください。(日本技術士会)
過去5年度の合格率
以下は、全技術部門を合わせた実績です。選択する部門別の合格率とは異なります。(日本技術士会)
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2021年度〈令和3年度〉 | 16,977人 | 5,313人 | 31.3% |
| 2022年度〈令和4年度〉 | 17,225人 | 7,264人 | 42.2% |
| 2023年度〈令和5年度〉 | 16,631人 | 6,601人 | 39.7% |
| 2024年度〈令和6年度〉 | 16,666人 | 6,233人 | 37.4% |
| 2025年度〈令和7年度〉 | 17,013人 | 5,754人 | 33.8% |
2026年度は試験実施前のため、合格実績はまだありません。(日本技術士会)
資格独学が提案する勉強の進め方
最初は、過去問を1年度分解いて、現在の理解度を確認するところから始めましょう。
点数だけでなく、「用語を知らない」「公式を忘れている」「解き方は分かるが計算を間違える」といった原因を分けて振り返ることをおすすめします。
基礎科目は、幅広い分野に触れながら、解ける問題を増やしていきます。苦手な問題群を丸ごと放置せず、基本的な問題から少しずつ理解を積み重ねましょう。
適性科目は、正解番号の暗記で終わらせず、なぜその判断が適切なのか、ほかの選択肢の何が問題なのかまで確認します。
専門科目は、得意分野を伸ばしながら、繰り返し間違える分野を補強します。計算問題では、公式だけでなく、その式を使う理由や単位も確認することを重視します。
試験が近づいたら、解答する問題を選ぶ時間も含めて、本番と同じ制限時間で演習してみましょう。
合格するとどうなる?
第一次試験に合格すると、「技術士補となる資格」を得られます。合格と同時に、自動的に技術士補として登録されるわけではありません。(日本技術士会)
技術士補として登録するには、補助しようとする同じ技術部門の技術士を定めるなどの条件を満たし、日本技術士会に申請する必要があります。新規登録には、登録免許税15,000円と登録手数料8,100円、合計23,100円が必要です。郵送費などは別途かかります。(日本技術士会)
一方、第二次試験を受験するために、全員が技術士補として登録しなければならないわけではありません。第一次試験合格などの要件に加えて、所定の実務経験を満たす必要があり、その経路によって経験年数の数え方などが異なります。(日本技術士会)
よくある質問
Q.第一次試験に合格すれば、すぐ第二次試験を受けられますか?
第一次試験合格だけでは決まりません。第二次試験の申込時点で、所定の実務経験などの受験資格を満たす必要があります。(日本技術士会)
Q.電卓は使えますか?
使用できますが、関数電卓など、使用できない種類があります。電卓の貸与はないため、使用する場合は公式の条件に合うものを用意してください。(日本技術士会)
Q.大学で指定の教育課程を修了した場合も、第一次試験を受ける必要がありますか?
文部科学大臣が指定した教育課程の修了者は、第一次試験の合格と同等と認められる場合があります。大学や学部名だけで判断せず、自分が修了した課程と対象年度を確認してください。(日本技術士会)
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|---|---|---|---|
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ご利用にあたって
本ページは「資格独学」が作成した資格紹介であり、各試験実施機関の公式案内ではありません。
試験制度・受験資格・手数料などは、情報確認日時点の公式資料に基づいています。未発表の日程は、過去の実施時期を参考にした目安として掲載しています。受験の申込みや登録の際は、必ず最新の公式案内をご確認ください。
学習方法や合格率に関する筆者の考察は、個人の経験・見解であり、合格や今後の試験傾向を保証するものではありません。
出典・参照資料
本文の出典リンクからも、対応する公式資料を確認できます。試験制度や日程・手数料は、申込前に公式案内をお確かめください。
- 日本技術士会・資料1https://www.engineer.or.jp/c_topics/000/000083.html
- 日本技術士会・資料2(PDF)https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/attached/attach_1012_1.pdf
- 日本技術士会・資料3https://www.engineer.or.jp/c_topics/003/003820.html
- 日本技術士会・資料4https://www.engineer.or.jp/c_topics/011/011780.html
- 日本技術士会・資料5(PDF)https://www.engineer.or.jp/c_topics/011/attached/attach_11588_1.pdf
- 日本技術士会・資料6(PDF)https://www.engineer.or.jp/c_topics/011/attached/attach_11789_1.pdf
- 日本技術士会・資料7https://www.engineer.or.jp/contents/become_engineer.html