技術士第一次試験|無料Web版
技術士 適性科目 令和7年度 Ⅱ-5|問題と解説
問題 Ⅱ-5
国民による社会経済活動全般のデジタル化を進めるためには、国民一人ひとりがその基盤となるICT(情報通信技術)を安心して活用できるよう、サイバーセキュリティを確保することが、ますます重要になっている。情報セキュリティに関する次の記述について、正しいものは○、誤っているものは×として、最も適切な組合せはどれか。
ア 「情報セキュリティポリシー」:企業・組織におけるサイバーセキュリティを運用・管理するための仕組みのことであり、国際的な規格ISO/IEC27001として標準化されている。
イ 「情報の可用性」:認可された利用者が、必要なときに情報にアクセスできることを確実にすること。
ウ 「情報の完全性」:情報及び処理方法の正確さ及び完全である状態を安全防護すること。
エ 「情報の機密性」:情報にアクセスすることが認可されたものだけがアクセスできることを確実にすること。
オ 「情報セキュリティマネジメント」:情報の機密性や完全性、可用性を維持していくために規定する組織の方針や行動指針をまとめたもの。
1 ア:× イ:○ ウ:○ エ:○ オ:×
2 ア:○ イ:× ウ:○ エ:○ オ:○
3 ア:○ イ:○ ウ:× エ:× オ:○
4 ア:× イ:○ ウ:○ エ:× オ:○
5 ア:○ イ:○ ウ:○ エ:○ オ:×
正解と解説
正解:1
解説正答根拠
答えは1。
ア× 情報セキュリティポリシーを、運用・管理の仕組みそのものとする点が誤り。正しくは、情報セキュリティポリシーは組織の情報セキュリティに関する方針・行動指針であり、ISO/IEC 27001はISMSの要求事項を定めた規格である。
イ○ 可用性は、認可された利用者が必要なときに情報へアクセスし、利用できる状態を確保する性質である。
ウ○ 完全性は、情報及び処理方法が正確かつ完全であり、改ざんや破壊から保護されている性質である。
エ○ 機密性は、認可された者だけが情報へアクセスできる性質である。
オ× 情報セキュリティマネジメントを、方針や行動指針をまとめたものとする点が誤り。正しくは、情報セキュリティマネジメントはリスクを評価し、管理策を計画・運用・点検・改善する組織的な管理活動である。方針をまとめたものは情報セキュリティポリシーである。
関連知識
情報セキュリティの基本三要素は、機密性(Confidentiality)・完全性(Integrity)・可用性(Availability)であり、頭文字からCIAと呼ばれる。
情報セキュリティの基本三要素は、機密性(Confidentiality)・完全性(Integrity)・可用性(Availability)であり、頭文字からCIAと呼ばれる。
問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。