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技術士 適性科目 令和6年度 Ⅱ-10|問題と解説

問題 Ⅱ-10

職場におけるハラスメントは、労働者の個人としての尊厳を不当に傷つけるとともに、労働者の就業環境を悪化させ、能力の発揮を妨げ、また、企業にとっても、職場秩序や業務の遂行を阻害し、社会的評価に影響を与える問題である。職場のハラスメントに関する次の記述のうち、正しいものは◯、誤っているものは✕として、最も適切な組合せはどれか。アセクシャルハラスメントであるか否かについては、相手から意思表示がある場合に限る。イ職場の同僚の前で、上司が部下の失敗に対し、人格を否定する言葉を用いて大声で叱責する行為は、本人はもとより職場全体のパワーハラスメントとなり得る。ウセクシャルハラスメントの行為者となり得るのは、事業主、上司、同僚に限らず、取引先、顧客、患者又はその家族、及び学校における生徒等である。エ職場で、受け止め方によっては不満を感じたりする指示や注意・指導があったとしても、これらが業務の適正な範囲で行われている場合には、パワーハラスメントには当たらない。オ職場のパワーハラスメントにおいて、「職場内での優位性」とは職務上の地位などの「人間関係による優位性」 を対象とし、「専門知識による優位性」は含まれない。

1 ア:◯  イ:✕  ウ:✕  エ:✕  オ:◯
2 ア:✕  イ:◯  ウ:◯  エ:✕  オ:✕
3 ア:✕  イ:◯  ウ:◯  エ:◯  オ:✕
4 ア:✕  イ:✕  ウ:◯  エ:◯  オ:◯
5 ア:◯  イ:✕  ウ:✕  エ:◯  オ:✕

正解と解説

正解:3

解説
正答根拠

答えは3。

ア× 相手から拒否等の意思表示がある場合に限ってセクシュアルハラスメントになるとする点が誤り。正しくは、明示的な意思表示がなくても、性的言動により不利益を受け、又は就業環境が害されれば該当し得る。
イ○ 人格を否定する言葉で公開の場において大声で叱責する行為は、本人だけでなく周囲の就業環境も害し、パワーハラスメントとなり得る。
ウ○ セクシュアルハラスメントの行為者は、事業主・上司・同僚に限らず、取引先、顧客、患者・家族、生徒等にもなり得る。
エ○ 業務上必要かつ相当な範囲の指示、注意、指導は、受け手が不満を感じてもパワーハラスメントには当たらない。
オ× 優位性を職務上の地位や人間関係だけに限定し、専門知識による優位性を除く点が誤り。正しくは、専門知識や経験を持つ同僚・部下など、抵抗又は拒絶が困難となる関係も優越的な関係に含まれる。
関連知識
職場のパワーハラスメントは、優越的な関係を背景とした言動、業務上必要かつ相当な範囲を超えること、就業環境を害することの三要素で判断する。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

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