技術士第一次試験|無料Web版
技術士 適性科目 令和3年度 Ⅱ-3|問題と解説
問題 Ⅱ-3
科学技術に携わる者が自らの職務内容について、そのことを知ろうとする者に対して、わかりやすく説明する責任を説明責任(accountability)と呼ぶ。説明を行う者は、説明を求める相手に対して十分な情報を提供するとともに、説明を受ける者が理解しやすい説明を心がけることが重要である。以下に示す説明責任に関するア〜エの記述のうち、正しいものを○、誤ったものを×として、最も適切な組合せはどれか。
ア技術者は、説明責任を遂行するに当たり、説明を行う側が努力する一方で、説明を受ける側もそれを受け入れるために相応に努力することが重要である。
イ技術者は、自らが関わる業務において、利益相反の可能性がある場合には、説明責任と公正さを重視して、雇用者や依頼者に対し、利益相反に関連する情報を開示する。
ウ公正で責任ある研究活動を推進するうえで、どの研究領域であっても共有されるべき「価値」があり、その価値の1つに「研究実施における説明責任」がある。
エ技術者は、時として守秘義務と説明責任のはざまにおかれることがあり、守秘義務を果たしつつ説明責任を果たすことが求められる。
1 ア:○ イ:○ ウ:○ エ:○
2 ア:× イ:○ ウ:○ エ:○
3 ア:○ イ:× ウ:○ エ:○
4 ア:○ イ:○ ウ:× エ:○
5 ア:○ イ:○ ウ:○ エ:×
正解と解説
正解:1
解説正答根拠
答えは1。
ア○ 説明する側が分かりやすい情報を提供するとともに、受ける側も内容を理解する努力を行うことで実質的な説明が成立する。
イ○ 利益相反の可能性は、判断の公正性に影響するため、雇用者や依頼者に関連情報を開示する。
ウ○ 研究の方法、結果、誤差、限界を説明できることは、公正で責任ある研究活動に共通する価値である。
エ○ 守秘義務の対象を不必要に開示せず、公衆や関係者が判断できる範囲の情報を提供することで、両方の責務を調整する。
関連知識
説明責任は結論の通知だけでなく、根拠、前提条件、不確実性、利益相反、判断の限界を受け手が理解できる形で示すことで果たされる。
説明責任は結論の通知だけでなく、根拠、前提条件、不確実性、利益相反、判断の限界を受け手が理解できる形で示すことで果たされる。
問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。