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技術士 適性科目 令和3年度 Ⅱ-2|問題と解説

問題 Ⅱ-2

「公衆の安全、健康、及び福利を最優先すること」は、技術者倫理で最も大切なことである。ここに示す「公衆」は、技術業の業務によって危険を受けうるが、技術者倫理における1つの考え方として、「公衆」は、「アである」というものがある。

次の記述のうち、「ア」に入るものとして、最も適切なものはどれか。

1 国家や社会を形成している一般の人々
2 背景などを異にする多数の組織されていない人々
3 専門職としての技術業についていない人々
4 よく知らされたうえでの同意を与えることができない人々
5 広い地域に散在しながらメディアを通じて世論を形成する人々

正解と解説

正解:4

解説
正答根拠

答えは4。

1× 「公衆」を国家や社会の一般の人々とする点が誤り。正しくは、ここでの公衆は技術業務によるリスクを十分に知らされず、同意できない人々を指す。
2× 組織されていない多数者という社会学的な定義であり、技術者倫理で保護すべき公衆の定義とは異なる。
3× 技術業に就いていないかどうかだけで分ける点が誤り。専門職であっても、当該業務の影響を十分に知らされていなければ公衆に含まれ得る。
4○ 技術業務の影響を受け得るにもかかわらず、リスクをよく知らされた上で同意できない人々を「公衆」と捉える。
5× メディアを通じて世論を形成する人々とする点が誤り。これはマス・コミュニケーションにおける公衆の説明である。
関連知識
技術者は、情報を持つ専門家と、リスクに曝される公衆との情報の非対称性を前提に、安全・健康・福利を最優先する。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

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