技術士第一次試験|無料Web版

技術士 専門科目(建設部門) 令和7年度 Ⅲ-11|問題と解説

問題 Ⅲ-11

鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

1 かぶり部分のコンクリートは,耐久性を確保するうえできわめて重要であり,確実に充填することが必要である。
2 鉄筋の強度を十分に発揮させるために,鉄筋端部がコンクリートから抜け出さないよう,コンクリート中に確実に定着しなければならない。
3 鉄筋の継手の種類によっては,その部分におけるコンクリートのゆきわたりが悪くなることがあるため,継手は同一断面に設けるのが原則である。
4 鉄筋とコンクリートとの間で付着が確保され,かつ,鉄筋は,コンクリートで防護されていなければならない。
5 鉄筋の配置は,鉄筋とコンクリートの力学的な相互作用の効果を確保し,かつ,コンクリートの打込みや締固めを考慮して定める必要がある。

正解と解説

正解:3

解説
正答根拠

答えは3。

1. ○ かぶりコンクリートは鉄筋を腐食因子から守るため、密実に充填して耐久性を確保する。

2. ○ 鉄筋端部は付着・定着により抜け出しを防ぎ、鉄筋強度を十分に発揮させる。

3. × 継手を同一断面に設けるのを原則とする点が誤り。正しくは、継手は同一断面に集中させず、ずらして配置する。

4. ○ RC部材では鉄筋とコンクリートの付着を確保し、コンクリートのかぶりで鉄筋を防護する。

5. ○ 鉄筋配置は力学的相互作用に加え、コンクリートの打込み・締固めが可能となるよう定める。

関連知識 鉄筋継手を同一断面に集中させると断面耐力の低下とコンクリートの充填不良を招く。継手位置は千鳥配置として分散する。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

令和7年度の年度別演習を始める