技術士第一次試験|無料Web版

技術士 専門科目(建設部門) 令和7年度 Ⅲ-10|問題と解説

問題 Ⅲ-10

コンクリートの材料に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

1 細骨材及び粗骨材は,清浄,堅硬,劣化に対する抵抗性をもち,化学的及び物理的に安定し,有機不純物,塩化物等を有害量含まないものとする。
2 練混ぜ水は,コンクリートの凝結硬化,強度の発現,体積変化,ワーカビリティー等の品質に悪影響を及ぼさず,鋼材を腐食させるような物質を有害量含んでいないものとする。
3 混和材の中の膨張材は,コンクリートの乾燥収縮ひずみや自己収縮ひずみ等に起因するひび割れの発生を低減できる。
4 コンクリート用化学混和剤には,コンクリートのワーカビリティーや圧送性の改善,単位水量の低減,耐凍害性の向上,水密性の向上等の効果が期待できる。
5 ポルトランドセメントには,普通,早強,超早強,中庸熱,高熱,耐硫酸塩の6種類がある。

正解と解説

正解:5

解説
正答根拠

答えは5。

1. ○ 骨材は清浄・堅硬で、化学的・物理的に安定し、有害量の有機不純物・塩化物を含まないものを用いる。

2. ○ 練混ぜ水は凝結硬化・強度・体積変化・ワーカビリティーに悪影響を与えず、鋼材腐食を促す物質を有害量含まないことが必要である。

3. ○ 膨張材は乾燥収縮・自己収縮ひずみを補償し、ひび割れの発生を低減する。

4. ○ 化学混和剤には、ワーカビリティー・圧送性の改善、単位水量低減、耐凍害性・水密性向上などの効果がある。

5. × 「高熱」をポルトランドセメントの種類に含める点が誤り。正しくは、6種類は普通、早強、超早強、中庸熱、低熱、耐硫酸塩である。

関連知識 ポルトランドセメントの6種類は、普通、早強、超早強、中庸熱、低熱、耐硫酸塩である。マスコンクリートでは水和熱を抑える低熱・中庸熱が選択肢となる。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

令和7年度の年度別演習を始める