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技術士 専門科目(建設部門) 令和6年度 Ⅲ-28|問題と解説

問題 Ⅲ-28

火力発電所の冷却水取放水に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

1 深層取水設備の設置により得られる利点の1つとして,夏季に低温の深層水を取水することによる,プラントの熱効率の向上が期待できることが挙げられる。
2 外海に面した海域では,深層取水方式の設備を用いることによって,取水路内への波浪の侵入を低減でき,冷却水ポンプの安定した運転が保たれる。
3 表層放水方式による温排水の拡散面積は,放水される流量と比例する傾向にある。
4 表層放水方式は,放水口の開口幅を狭くすることにより放水口出口の流速を低減することが可能であり,船舶の航行が多い地点で一般的に用いられている。
5 水中放水方式による温排水の拡散面積は,表層放水方式によるものと比べて小さく,放水量だけに依存しない。

正解と解説

正解:4

解説
正答根拠

答えは4。

1. ○ 深層取水は夏季に低温の深層水を利用でき、プラントの熱効率向上が期待できる。

2. ○ 外海では深層取水により取水路への波浪侵入を抑え、冷却水ポンプの安定運転を図れる。

3. ○ 表層放水による温排水の拡散面積は、放水流量に比例する傾向がある。

4. × 開口幅を狭くすると出口流速を低減できる点が誤り。正しくは、同じ放水量なら開口幅を狭くすると出口流速は増加する。

5. ○ 水中放水方式の拡散面積は表層放水方式より小さく、放水量だけに依存しない。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

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