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技術士 専門科目(建設部門) 令和6年度 Ⅲ-24|問題と解説

問題 Ⅲ-24

海岸事業における養浜工に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

1 静的養浜は,砂浜のない,あるいは狭い海岸において実施されることが多く,養浜砂の流出を防止するために付帯施設を伴うのが一般的である。
2 静的養浜工の断面諸元は,対象海域に年数回程度来襲する高波浪に対して設計することを基本とする。
3 サンドバイパスやサンドリサイクルは静的養浜工に含まれる。
4 動的養浜は,基本的に付帯施設を必要としないことから,近自然的な海岸の維持・保全に優れており,隣接海岸に対しての影響を和らげることができる。
5 漂砂源からの供給土砂の減少に伴う侵食が生じている海浜に動的養浜工を適用する場合には,養浜砂の投入位置は漂砂源若しくはその近隣が基本となる。

正解と解説

正解:3

解説
正答根拠

答えは3。

1. ○ 静的養浜は養浜砂の流出を抑える付帯施設を伴い、砂浜がない又は狭い海岸で行うことが多い。

2. ○ 静的養浜の断面諸元は、年数回程度来襲する高波浪に対して設計する。

3. × サンドバイパス・サンドリサイクルを静的養浜とする点が誤り。正しくは、漂砂を移送・循環させる動的養浜の手法である。

4. ○ 動的養浜は付帯施設を基本的に必要とせず、近自然的な海岸の維持・保全と隣接海岸への影響緩和に適する。

5. ○ 漂砂源からの供給減少による侵食海浜では、漂砂源又はその近隣を基本として養浜砂を投入する。

関連知識 静的養浜は付帯施設で砂を保持し、動的養浜は漂砂を移送・循環させる。サンドバイパス・サンドリサイクルは後者に分類する。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

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