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技術士 専門科目(建設部門) 令和5年度 Ⅲ-25|問題と解説

問題 Ⅲ-25

港湾施設の重力式防波堤に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。

1 防波堤は,航路や泊地とともに水域施設の1つである。
2 防波堤の安定性の照査に用いる波浪による作用は,有義波の諸元から計算する。
3 傾斜堤は,反射波,越波,透過波が少ない。
4 直立堤は,波による洗掘に対して順応性があり,軟弱地盤にも適用できる。
5 混成堤は,高マウンドになると,衝撃砕波力が直立部に作用するおそれがある。

正解と解説

正解:5

解説
正答根拠

答えは5。

1. × 防波堤を港内の水域施設としている点が誤り。正しくは、防波堤は外力から港内を守る外郭施設である。

2. × 設計波を有義波だけで一律に扱う点が誤り。正しくは、施設形式・照査内容に応じて有義波、最大波等を使い分ける。

3. × 傾斜堤が越波・透過を必ず抑える点が誤り。正しくは、反射を低減できる一方、越波・透過は天端高、被覆、断面等を含めて評価する。

4. × 直立堤が洗掘や軟弱地盤へ柔軟に対応できる点が誤り。正しくは、直立堤は基礎の支持力や前面洗掘への対策を要する。

5. ○ 上部が高い混成堤では、砕波に伴う衝撃的な波力が直立部に作用することがある。

関連知識 外郭施設は防波堤・防潮堤など港内を外力から守る施設、係留施設は岸壁・物揚場など船舶を係留する施設である。施設区分と役割を対応させる。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

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