技術士第一次試験|無料Web版
技術士 専門科目(建設部門) 令和5年度 Ⅲ-26|問題と解説
問題 Ⅲ-26
土石流に関する記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1 土石流の速度は渓床勾配や土石流規模にも強く影響を受けるが,石礫型では3〜10m/s程度,泥流型では20m/sに達する場合もある。
2 土石流が堆積した土砂の状況は粒径に応じて層状となり,表面に細粒分が集中する。
3 土石流の先端部に巨礫や流木が集中する傾向があり,先端部に続く後続流は土砂濃度が低下する。
4 土石流は微地形に従わず直進したり,流路屈曲部の外湾側に盛り上がったりして流動する。
5 土石流の発生するタイミングは,累積雨量や降雨強度との相関が必ずしも明瞭ではない。
正解と解説
正解:2
解説正答根拠
答えは2。
1. ○ 土石流は土砂濃度が高く、渓流で急速に流下して大きな破壊力を持つ。
2. × 土石流表面を細粒土砂が占める点が誤り。正しくは、先端・表面には粗大な礫や巨礫が集まりやすい。
3. ○ 先端部では巨礫や流木が集中し、その後方では細粒分を多く含む流れとなることがある。
4. ○ 土石流は直線部を流下しやすく、湾曲部外側では流れが集中して堆積・氾濫する場合がある。
5. ○ 土石流の発生は降雨と関係するが、地質・地形・供給土砂などの影響も大きい。
関連知識 土石流は粒径の大きい土砂・流木を前面に集めやすく、速度と破壊力が大きいため、流下方向と氾濫範囲の把握が重要となる。
問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。