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技術士 専門科目(建設部門) 令和5年度 Ⅲ-8|問題と解説

問題 Ⅲ-8

鋼材の非破壊試験に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

1 渦流探傷試験は,導体の試験体に渦電流を発生させ,欠陥の有無による渦電流の変化を計測することで,欠陥を検出する試験である。
2 放射線透過試験は,放射線を試験体に照射し,透過した放射線の強さの変化から欠陥の状態などを調べる試験である。
3 超音波探傷試験は,超音波を試験体中に伝えたときに,試験体が示す音響的性質を利用して,内部欠陥などを調べる試験である。
4 浸透探傷試験は,内部欠陥に浸透液を浸透させた後,拡大した像の指示模様として欠陥を観察する試験である。
5 磁粉探傷試験は,鉄鋼材料などの強磁性体を磁化し,欠陥部に生じた磁極による磁粉の付着を利用して欠陥を検出する試験である。

正解と解説

正解:4

解説
正答根拠

答えは4。

1. ○ 渦流探傷は導体に生じる渦電流の変化から欠陥を検出する。

2. ○ 放射線透過試験は透過放射線の強さの変化から内部欠陥等を調べる。

3. ○ 超音波探傷試験は超音波の反射等を利用して内部欠陥を検出する。

4. × 内部欠陥へ浸透液を浸透させる点が誤り。正しくは、浸透探傷は表面に開口した欠陥へ浸透液を入れ、現像して観察する。

5. ○ 磁粉探傷は強磁性体を磁化し、欠陥部の磁粉付着を利用する。

関連知識 非破壊検査は、浸透探傷=表面開口欠陥、磁粉探傷=強磁性体の表面・近表面欠陥、超音波・放射線=内部欠陥という対象の違いで整理する。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

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