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技術士 専門科目(建設部門) 令和4年度 Ⅲ-7|問題と解説

問題 Ⅲ-7

道路橋の床版に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

1 床版の設計にはL荷重を用いる。このL荷重は,車両の隣り合う車軸を1組の集中荷重に置き換えたものである。
2 床版のコンクリートと鋼桁との合成作用を考慮する場合,床版のコンクリートには一般に桁作用としての応力と床版作用としての応力が同時に生じる。
3 鋼床版とは,縦リブ,横リブでデッキプレートを補剛したものであり,鋼床版は縦桁,横桁等の床組構造又は主桁で支持される。
4 鋼コンクリート合成床版は,鋼板や形鋼等の鋼部材とコンクリートが一体となって荷重に抵抗するよう合成構造として設計される。
5 床版は,自動車輪荷重を直接支えるものであるため,その耐久性は輪荷重の大きさと頻度,すなわち大型の自動車の走行台数の影響を大きく受ける。

正解と解説

正解:1

解説
正答根拠

答えは1。

1. × 床版設計にL荷重を用いる点が誤り。正しくは、床版の設計には車輪荷重をモデル化したT荷重を用いる。L荷重は主桁等を含む橋全体系の設計に用いる。

2. ○ 合成作用を考慮する床版では、桁としての応力と床版としての局部的な応力が同時に生じる。

3. ○ 鋼床版はデッキプレートを縦リブ・横リブで補剛し、主桁又は床組で支持する構造である。

4. ○ 鋼コンクリート合成床版は鋼部材とコンクリートを一体に働かせて荷重に抵抗させる。

5. ○ 床版は輪荷重を直接受けるため、大型車交通量とその繰返し回数が疲労耐久性に大きく影響する。

関連知識 T荷重は床版、L荷重は主桁等の橋全体系の設計に用いる。荷重モデルの対象部材を対応させる。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

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