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技術士 基礎科目 令和7年度 Ⅰ-5-2|問題と解説

問題 Ⅰ-5-2

プラスチックごみ及びその資源循環に関する次の記述について,正誤の組合せとして,最も適切なものはどれか。

ア  近年,マイクロプラスチックによる海洋生態系への影響が懸念されており,世界的な課題となっているが,マイクロプラスチックとは一般に10mm未満の微細なプラスチック類のことを指している。

イ  海洋プラスチックごみは世界中において発生しているが,2010年の発生量の推計では先進国から発生しているものが大半を占めるとされている。

ウ  陸域で発生したごみが河川等を通じて海域に流出されることから,陸域での不法投棄やポイ捨て撲滅の徹底や清掃活動の推進などもプラスチックごみによる海洋汚染防止の対策となる。

エ  中国が廃プラスチック等の輸入禁止措置を行う直前の2017年において,日本国内で排出された約900万トンの廃プラスチックのうち約250万トンがリサイクルされている一方で,海外に輸出され海外でリサイクルされたものは10万トン未満であった。

オ  2019年6月に政府より策定された「プラスチック資源循環戦略」においては,基本的な対応の方向性を「3R+Renewable」として,プラスチック利用の削減,再使用,再生利用の他に,紙やバイオマスプラスチックなどの再生可能資源による代替を図ることとしている。

1 ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:誤  オ:正
2 ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:正  オ:誤
3 ア:誤  イ:誤  ウ:正  エ:誤  オ:正
4 ア:誤  イ:正  ウ:正  エ:誤  オ:誤
5 ア:誤  イ:誤  ウ:正  エ:正  オ:正

正解と解説

正解:3

解説

答えは③。

ア.× マイクロプラスチックを10 mm未満とする点が誤り。正しくは,一般に5 mm以下の微細なプラスチック類をいう。

イ.× 先進国からの発生が大半とする点が誤り。正しくは,2010年推計では中国,インドネシア,フィリピン等の発生量が大きいとされた。

ウ.○ 陸域の不法投棄防止や清掃活動は,河川等を経由する海洋ごみの流出防止につながる。

エ.× 海外でリサイクルされた量を10万トン未満とする点が誤り。正しくは,2017年には海外へ輸出されリサイクルされた廃プラスチックは約149万トンであった。

オ.○ プラスチック資源循環戦略は3R+Renewableを掲げ,再生可能資源への代替を進める。

正誤の組合せはア:誤,イ:誤,ウ:正,エ:誤,オ:正である。

マイクロプラスチックは一般に5 mm以下である。海洋流出は海だけの問題ではなく,陸域のポイ捨て・不法投棄・河川管理が対策の起点となる。3R+Renewableは削減・再使用・再生利用と再生可能資源への代替を組み合わせる方針である。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

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