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技術士 基礎科目 令和7年度 Ⅰ-5-1|問題と解説

問題 Ⅰ-5-1

令和6年度版環境・循環型社会・生物多様性白書に記載された,我が国の近年の気候変動への取組に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

1 温室効果ガス観測技術衛星を用いて全球の温室効果ガス濃度の継続的な観測を行っている。
2 地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度により,温室効果ガスを一定量以上排出する事業者に,毎年度,排出量を国に報告することを義務付けている。
3 オゾン層保護の観点から,CFCやHCFCからHFCsへの転換が進行したが,HFCsは強力な温室効果ガスであることから回収・適正処理等が求められている。
4 2030年度以降新築される住宅及び建築物について,ZEH(ゼッチ)・ZEB(ゼブ)基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指し,政府はZEH・ZEB化に対する補助事業を実施している。
5 海草や海藻といった沿岸及び海洋の生態系は,光合成を行う際に二酸化炭素を吸収・固定できることからブルーカーボン生態系として注目されているが,我が国の温室効果ガス排出・吸収量として国連へ報告するには至っていない。

正解と解説

正解:5

解説

答えは⑤。

①.○ 温室効果ガス観測技術衛星を用いて全球の温室効果ガス濃度を観測している。

②.○ 一定量以上の温室効果ガスを排出する事業者には排出量の報告が義務付けられている。

③.○ HFCsは強力な温室効果ガスであり,回収・適正処理等が求められる。

④.○ ZEH・ZEB水準の省エネルギー性能確保に向け,補助事業等が実施されている。

⑤.× ブルーカーボン吸収量を国連へ報告していない点が誤り。正しくは,我が国は2024年4月の国連報告でブルーカーボンに該当する吸収量を報告している。

ブルーカーボンは海草・海藻など沿岸・海洋生態系が吸収・貯留する炭素を指す。日本は2024年4月の国連報告で吸収量を計上している。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

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