測量士補 現行法対応問題集

令和8年度 No.18 写真・レーザ

Q18. 次の1〜5の文は、公共測量におけるUAV写真測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の1〜5の中から選べ。

1.UAV写真測量に使用するデジタルカメラは、当該測量に適用する作業規程に規定されている性能及び機能を有していれば、市販されているデジタルカメラを使用してもよい。
2.レンズの特性や地形などの状況によって決定したデジタルカメラの焦点距離は、撮影終了まで固定するものとする。
3.撮影計画は、撮影時の明るさや風速、風向、地形、地物の経年変化などの現場状況により、見直すことも可能である。
4.数値写真上で周辺地物との色調差が明瞭な構造物が測定できる場合は、その構造物を標定点及び対空標識として扱うことができる。
5.空中三角測量におけるパスポイントとは、隣接コースの数値写真間を連結する点のことをいう。

正解・解説

解説
答え

5

各肢の解説

①○ 適切

作業規程が求める画素数、レンズ特性などの性能と機能を満たすなら、市販のデジタルカメラもUAV写真測量に使用できる。市販品であることだけを理由に使用不可とはならない。

②○ 適切

焦点距離を途中で変えると、撮影前に求めたカメラの内部標定要素と撮影時の状態が一致しなくなる。そのため、決定した焦点距離は撮影終了まで固定する。

③○ 適切

明るさ、風速、風向、地形及び地物の変化は、写真の品質や飛行の安全性に影響する。現場状況が計画時と異なる場合に撮影計画を見直す対応は適切である。

④○ 適切

写真上で周囲との色調差が明瞭で位置を正確に測定できる構造物は、標定点として識別できるため、その構造物を標定点及び対空標識として扱うことができる。

⑤× 不適切

「パスポイントは隣接コースの数値写真間を連結する点である」が誤りである。正しくは「パスポイントは同一コース内の隣接する数値写真を連結する点である」。隣接する別コースの写真を連結する点はタイポイントという。

したがって、誤っている⑤が正解となります。

問題・原題の正答の出典:国土地理院。解説は本サイトの学習用編集です。