測量士補 現行法対応問題集

令和8年度 No.9 測地・基準点

Q9. 公共測量においてGNSS測量機を用いた基準点測量を行い、基線解析により基準点Aから基準点B及び基準点Cから基準点Bまでの基線ベクトルを得た。
表9は、地心直交座標系(令和7年国土交通省告示第518号)におけるX軸、Y軸、Z軸方向について、それぞれの基線ベクトル成分(ΔX、ΔY、ΔZ)を示したものである。基準点Aから基準点Cまでの斜距離は幾らか。最も近いものを次の1〜5の中から選べ。
なお、関数の値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。

1.316.228m
2.447.214m
3.547.723m
4.632.456m
5.707.107m
問題図表
令和8年度 No.9 問題図表

正解・解説

解説
答え

3

問題の図表
問題図表
令和8年度 No.9 問題図表
正答根拠

基線ベクトルの加減

基線ベクトルは始点から終点への座標差である。逆向きの基線は符号を反転し、X・Y・Zをそれぞれ別に加減する。斜距離を求める場合は、最後に三成分の二乗和の平方根を取る。

D=√(ΔX2+ΔY2+ΔZ2)
ΔX・ΔY・ΔZ
二点間のX・Y・Z方向の座標差
  1. 1

    表9にあるのはA→BとC→Bの基線ベクトルである。

    求めるA→Cは A→C=A→B+B→C であり、B→CはC→Bと逆向きなので A→C=A→B-(C→B) とする。

  2. 2

    表9の各成分を差し引くと、ΔX=300.000m-200.000m=100.000m、ΔY=100.000m-300.000m=-200.000m、ΔZ=-100.000m-400.000m=-500.000m となる。

    3成分から斜距離を求めるため、三次元の距離公式 L=√(ΔX2+ΔY2+ΔZ2) を使う。

  3. 3

    L=√(1002+(-200)2+(-500)2)=√300000≒547.723m となり、選択肢3に一致する。

したがって、③が正解となります。

問題・原題の正答の出典:国土地理院。解説は本サイトの学習用編集です。