測量士補 現行法対応問題集

令和8年度 No.2 法規・公共測量

Q2. 次の1〜5の文は、公共測量における測量計画機関又は測量作業機関の対応について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の1〜5の中から選べ。

1.A県が行う水準測量をA県の県道上で実施するため、あらかじめ当該県道を管轄する警察署長に道路使用許可を得た。
2.基準点測量を実施する際、所有者に伐採の許可を得てから観測の支障となる樹木を伐採した。
3.小型船舶に乗船して深浅測量を実施する際、湖面は穏やかであったが、乗船する者全員が救命胴衣を着用した。
4.国土地理院の電子基準点の基本測量成果は公開されているため、電子基準点を既知点として使用するに当たり、使用承認を得る必要はない。
5.現場で測量をする上での危機管理を徹底するため、クマなどへの対策として、出没情報の収集、遭遇した際にとるべき行動の学習や、目撃・遭遇時の連絡体制の確認などを行っている。

正解・解説

解説
答え

4

各肢の解説

①○ 適切

県道上で測量作業を行うため、道路交通法に基づき、その道路を管轄する警察署長から道路使用許可を受ける対応は適切である。

②○ 適切

観測の支障となる樹木であっても無断で伐採はできない。土地又は樹木の所有者から伐採の許可を得てから作業しているため適切である。

③○ 適切

小型船舶で深浅測量を行う場合、湖面の状態にかかわらず乗船者の安全確保が必要である。乗船者全員が救命胴衣を着用する対応は適切である。

④× 不適切

「電子基準点の基本測量成果は公開されているため、既知点として使用する場合に承認は不要である」が誤りである。正しくは「基本測量の測量成果を使用して基本測量以外の測量を行う場合は、国土地理院の長の承認を受ける」である。成果の公開と、測量の既知点として使用する承認手続は別である。

⑤○ 適切

クマの出没情報、遭遇時の行動及び連絡体制を事前に確認することは、山間部などで測量作業員の安全を確保するための適切な危機管理である。

したがって、誤っている④が正解となります。

問題・原題の正答の出典:国土地理院。解説は本サイトの学習用編集です。