Q10. 次の文は、公共測量における1級及び2級水準測量の補正計算の基本的な考え方について述べたものである。ア〜ウに入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の選択肢から選べ。
標高とはアからの高さのことをいう。湖面のように、力がつり合っていて水の流れがない面のことを静水面といい、アも静水面の一つである。
図10に模式的に示すとおり、水準点P、Q間において水準測量を行ったとする。各測点1,2,...,Nにおいて、チルチングレベルを整置し、主気泡管(棒状気泡管)の気泡を中央に導いた。各測点における観測高低差が全て0だった場合、同じ静水面上にある水準点P及びQの標高は同じと言えるだろうか。
地球上では、自転によるイの影響で、高緯度ほど重力が大きくなる。そのため、一般に異なる二つの静水面は平行でなく、静水面間の間隔は低緯度から高緯度へ進むにつれて狭くなる。そのため、緯度の異なる2点間では、観測高低差が0であっても標高は異なる。このような路線で標高を求めるためにはウを行う必要がある。
1.ア:地球楕円体 イ:遠心力 ウ:正規正標高補正(楕円補正)
2.ア:地球楕円体 イ:遠心力 ウ:標尺補正
3.ア:地球楕円体 イ:復元力 ウ:正規正標高補正(楕円補正)
4.ア:ジオイド イ:遠心力 ウ:正規正標高補正(楕円補正)
5.ア:ジオイド イ:復元力 ウ:標尺補正
問題図表

正解・解説
解説
答え
4
各空欄の解説
アア:ジオイド
「ジオイド」である。標高は平均海面に相当するジオイド面から地上点までの高さである。
イイ:遠心力
「遠心力」である。地球の自転によって遠心力が働くため、重力は緯度によって異なる。
ウウ:正規正標高補正(楕円補正)
「正規正標高補正(楕円補正)」である。緯度が異なる水準路線では、観測高低差だけでは標高差と一致しないため、重力差を考慮した補正を行う。
したがって、④が正解となります。