測量士補 現行法対応問題集

令和6年度 No.20 写真・レーザ

Q20. 次の文は、公共測量における無人航空機(以下「UAV」という。)を用いた測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。

1.UAVの使用に当たっては、UAVの運航に関わる法律、条例、規制などを遵守し、UAVを安全に運航することが求められる。
2.UAVにより撮影された空中写真を用いて三次元点群データを作成することができる。
3.UAV写真測量において、数値写真上で周辺地物との色調差が明瞭な構造物が測定できる場合は、その構造物を標定点及び対空標識として使うことができる。
4.UAV写真測量に用いるカメラは、性能等が当該測量に適用する作業規程に規定されている条件を満たしていれば、市販されているデジタルカメラでもよい。
5.UAVレーザ測量では、対地高度以外の計測諸元が同じ場合、対地高度が高くなると、計測点間隔は小さくなる。

正解・解説

解説
答え

5

各肢の解説

①○ 適切

UAVの測量利用でも航空法などの飛行に関する規制が適用される。測量目的であることだけを理由に、必要な飛行許可・承認や安全管理を省略することはできない。

②○ 適切

重複撮影した複数の写真から同じ点の像を対応付け、撮影位置の違いによる見え方の差から三次元座標を復元する。写真に写った地面や地物の表面が点群になる。

③○ 適切

写真上で周囲と明確に区別でき、地上位置を測定できる構造物は標定点と対空標識の代用にできる。写真で同じ一点を特定できることが条件である。

④○ 適切

UAV写真測量のカメラは、作業規程で必要とする性能・機能を満たせば市販品も使用できる。市販品かどうかではなく、画質、レンズ特性、安定性などで適否を判断する。

⑤× 不適切

「対地高度が高くなると、計測点間隔は小さくなる」が誤りである。正しくは、対地高度が高くなると、同じ計測諸元では計測点間隔は大きくなる。

したがって、誤っている⑤が正解となります。

問題・原題の正答の出典:国土地理院。解説は本サイトの学習用編集です。