Q16. 次の文は、公共測量における数値地形モデル(以下「DTM」という。)について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
ただし、DTMとは、等間隔の格子の代表点の標高を表したデータとする。
1.DTMは地表面に加え、樹木や建物などの形状を表したデータである。
2.DTMでは、格子間隔が小さくなるほど詳細な地形を表現できる。
3.DTMは数値空中写真を正射変換し、正射投影画像を作成するときにも使われている。
4.DTMから2地点を直線で結んだ傾斜角を計算することができる。
5.DTMを用いて水害による浸水範囲のシミュレーションを行うことができる。
正解・解説
解説
答え
1
各肢の解説
①× 不適切
「DTMは地表面に加え、樹木や建物などの形状を表したデータ」が誤りである。正しくは、DTMは地表面の標高を表したデータであり、樹木や建物の高さは含めない。
②○ 適切
DTMは樹木や建物を除いた地表面の高さを表す。地形の傾斜計算、地形による写真のひずみの補正、浸水解析などに利用する。
③○ 適切
正射変換では、地表面の高低による写真の位置ずれを取り除くためDTMの標高値を使う。平面写真だけでは、各地物の正しい地上位置を決められない。
④○ 適切
DTMの2点の標高差と水平距離から tan θ
⑤○ 適切
DTMの標高と想定水位を比較して、水面より低い土地を抽出できる。実際の浸水解析では、堤防・水の流路・構造物などの条件も考慮する。
したがって、誤っている①が正解となります。