Q2. 次のa〜eの文は、公共測量における対応について述べたものである。その対応として明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の中から選べ。
a 道路上で水準測量を実施するため、あらかじめ所轄警察署長に道路使用許可申請書を提出し、許可を受けて水準測量を行った。
b 空中写真測量において、対空標識設置完了後に、使用しなかった材料は現地で処分せず全て持ち帰ることにして、作業区域の清掃を行った。
c 水準測量における新設点の観測を速やかに行うため、永久標識設置から観測までの工程を同一の日に行った。
d 夏季に行う現地作業に当たり、熱中症対策としてこまめに水分補給等をして、休憩を取りながら作業を行った。
e 現地測量に当たり、近傍の四等三角点の測量成果を国土地理院のウェブサイトで閲覧できたため、国土地理院の長の使用承認は得ずに、出典の明示をして使用した。
正解・解説
5
a○ 適切
道路上で交通に影響する測量作業を行う場合、所轄警察署長の道路使用許可が必要になる。道路管理者の道路占用許可とは、目的も申請先も異なる。
b○ 適切
未使用の材料や資材は現地から回収し、区域を清掃する。周辺住民がいない場所でも、残置や現場での不適切な処分をしてよいわけではない。
c× 不適切
「永久標識設置から観測までの工程を同一の日に行った」が誤りである。正しくは、新設点の観測は永久標識を設置してから24時間以上経過した後に行う。標識が安定する前に観測すると、沈下やずれが成果に入るおそれがある。
d○ 適切
暑い場所での作業では、こまめな水分・塩分補給と涼しい場所での休憩が必要である。めまい・頭痛・吐き気などがあれば作業を中止し、冷却や救急要請を行う。
e× 不適切
「国土地理院の長の使用承認は得ずに、出典の明示をして使用した」が誤りである。正しくは、基本測量成果を基本測量以外の測量に使用する場合、原則として国土地理院の長の承認が必要である。ウェブサイトで閲覧できることと、測量成果として使用できることは別である。
誤っている記述はc・e。
したがって、⑤が正解となります。