測量士 過去問 / 令和8年

令和8年 No.11
水準測量

測量士試験・午前択一

問題

Q11. 次の 1 ~ 5 の文は,公共測量における水準測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
1.観測方程式を用いて水準網の平均計算を行う場合,求点の仮定標高は,任意の値でよい。
2.直接水準測量の平均計算において,重量は観測距離の逆数とし,観測方程式又は条件方程式を用いて行う。
3.1級水準測量において,標尺目盛を後視,前視,前視,後視の順に読定するのは,鉛直軸誤差を小さくすることが目的である。
4.1級水準測量で新点の標高を求めるためには,標尺補正計算及び正規正標高補正計算を行う。ただし,正規正標高補正計算に代えて,実測の重力値による補正である正標高補正計算を用いることができる。
5.新点における観測は,永久標識の設置後24時間以上経過してから行う。

正解・解説

答え

答えは 3。

正答根拠

答えは 3。

  • 1○ 観測方程式による平均計算では,求点の仮定標高は任意値でよい。
  • 2○ 直接水準測量の重量は観測距離の逆数とし,観測方程式又は条件方程式で平均計算を行う。
  • 3× 「鉛直軸誤差」が誤り。正しくは、後視・前視・前視・後視の読定順序は,標尺の沈下や器械視準線の影響などを小さくするための扱いであり,鉛直軸誤差を小さくする目的ではない。
  • 4○ 1級水準測量では標尺補正計算及び正規正標高補正計算を行い,実測重力値による正標高補正計算を用いることもできる。
  • 5○ 新点の観測は,永久標識の設置後24時間以上経過してから行う。

関連知識 1級水準測量の読定順序は、往観測と復観測で組み替えて標尺の沈下や器械の時間的変化を相殺する。鉛直軸誤差を小さくする操作ではない。

問題・正答の出典:国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例」。問題・解説は学習用に編集しています。解説は国土地理院が作成・推奨するものではありません。法令や作業規程の改正により、現在の取扱いと異なる場合があります。

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