測量士 過去問 / 令和7年

令和7年 No.20
三次元点群データ作成(20)

測量士試験・午前択一

問題

Q20. 次の a ~ e の文は,公共測量における三次元点群データ作成について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
a.地上レーザ測量において同一箇所から複数回計測する場合は,それぞれ地上レーザスキャナの器械高を変えて行う。
b.車載写真レーザ測量では,車載写真レーザ測量システムを用いて道路などを計測し,計測した距離と角度から三次元形状復元計算により三次元点群データの座標を求めている。
c.UAV写真点群測量には,性能などが作業規程に規定されている条件を満たしていれば,市販されているデジタルカメラを使用できる。
d.UAV写真点群測量において,三次元形状復元計算に必要な標定点を,作業地域を囲むように配置するとともに,作業地域内で最も標高の低い地点及び最も標高の高い地点に設置した。
e.UAV写真点群測量において,隣接コースの数値写真との重複度が40%以上となるように撮影計画を立案した。
1.a,c
2.a,d
3.b,d
4.b,e
5.c,e

正解・解説

答え

答えは 4。

正答根拠

a○ 地上レーザ測量で同一箇所を複数回計測する場合,器械高を変えて行うのを原則とする。

b× 「三次元形状復元計算」が誤り。正しくは、車載写真レーザ測量は,車載レーザ・GNSS・IMU などを用いて三次元点群データの座標を求めるもので,写真からの三次元形状復元計算 の説明ではない。

c○ UAV写真点群測量では,条件を満たす市販のデジタルカメラを使用できる。

d○ 標定点を作業地域の周囲と高低差のある地点に配置するのは適切。

e× 「隣接コースの重複度40%以上」が誤り。正しくは、UAV写真点群測量では,隣接コースの数値写真との重複度は 60%以上 を確保できるように計画する。

したがって,誤っているのは b・e で,答えは 4。

関連知識 写真点群は画像間の対応点から三次元形状を復元するのに対し、レーザ点群は測距値とセンサ位置・姿勢から座標を求める。点群でも生成原理は別である。

問題・正答の出典:国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例」。問題・解説は学習用に編集しています。解説は国土地理院が作成・推奨するものではありません。法令や作業規程の改正により、現在の取扱いと異なる場合があります。

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