問題
A市では,5年前に作成した地図情報レベル1000の数値地形図データを公共測量により修正することとした。次の a ~ e の文は,その作業内容について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
正解・解説
答えは 1。
答えは 1。
a× 地図情報レベル1000 の数値地形図データを修正するのに、地図情報レベル2500 の基盤地図情報から建築物の外周線データを取得しているのが誤り。正しくは、修正後に求める地図情報レベルに見合う精度をもつ資料・測量方法で修正データを取得する。
b○ 4年前に完成した道路について、車載写真レーザ測量で修正データを取得するのは適当。道路の線形や縁線などを効率よく取得でき、既成市街地の道路修正にも使いやすい。
c× 2年前の空中写真から作成した地上画素寸法0.4mの写真地図から、地図情報レベル1000の体育館の修正データを取得しているのが誤り。正しくは、地図情報レベル1000の修正に使える精度・分解能を満たす資料を用いる。0.4mの写真地図では、建築物外周線をレベル1000の修正データとして取るには粗い。
d○ 半年前の土砂災害で形状が変化した斜面について、UAVレーザ測量で修正データを取得するのは適当。急傾斜地や地形変状の把握に向いており、災害で変化した地形の修正に使える。
e○ 1年前に完成した海岸部の埋立地について、UAV写真測量で修正データを取得するのは適当。開けた範囲の地形・地物を面的に取得しやすく、埋立地の新設区域の修正にも使える。
したがって、明らかに間違っているのは a・c で、答えは 1。
関連知識 既成資料で数値地形図を修正する場合、資料の位置精度と地上画素寸法は、作成する地図情報レベルが要求する精度を満たす必要がある。粗い資料から細かい精度は復元できないため、単なる拡大表示では代用できない。
問題・正答の出典:国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例」。問題・解説は学習用に編集しています。解説は国土地理院が作成・推奨するものではありません。法令や作業規程の改正により、現在の取扱いと異なる場合があります。