問題
Q6. 令和6年 午前〔No.6〕
次の 1 ~ 5 の文は,測量法(昭和 24 年法律第 188 号)における測量の基準について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
次の 1 ~ 5 の文は,測量法(昭和 24 年法律第 188 号)における測量の基準について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の 1 ~ 5 の中から選べ。
1.基本測量及び公共測量において,距離及び面積は,測量法で規定する回転楕円体の表面上の値で表示する。
2.日本経緯度原点及び日本水準原点の原点数値は,測量法施行令(昭和 24 年政令第 322 号)で定められており,過去に改正されたことがある。
3.基本測量及び公共測量において,位置は,地理学的経緯度及び平均海面からの高さで表示する。ただし,場合により,直角座標及び平均海面からの高さ,極座標及び平均海面からの高さ又は地心直交座標で表示することができる。
4.地理学的経緯度は,世界測地系に従って測定しなければならない。
5.基本測量の測量成果は,国際地球基準座標系(ITRF)が更新されると,直ちに修正されなければならない。
正解・解説
答え
答えは 5。
正答根拠
答えは 5。
1○ 距離及び面積は,測量法で規定する回転楕円体の表面上の値で表示する。
2○ 日本経緯度原点・日本水準原点の原点数値は施行令で定められ,過去に改正もされている。
3○ 位置は原則として地理学的経緯度及び平均海面からの高さで表示し,場合により直角座標・極座標・地心直交座標などで表示できる。
4○ 地理学的経緯度は 世界測地系に従って測定する。
5× 「ITRF が更新されると直ちに修正」が誤り。正しくは、基本測量の成果は国として必要な改定を行うのであって,ITRF の更新のたびに自動で直ちに修正されるわけではない。
したがって,明らかに間違っているのは 5。
関連知識 地殻変動が大きい地域では、基準時点の座標を観測時点へ補正するセミ・ダイナミック補正が使われる。これは日々の位置変化を扱う仕組みであり、法令上の原点数値や公表成果を自動改定することとは別である。
問題・正答の出典:国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例」。問題・解説は学習用に編集しています。解説は国土地理院が作成・推奨するものではありません。法令や作業規程の改正により、現在の取扱いと異なる場合があります。