問題
Q12. 次の a 及び b の文は,公共測量における水準測量の検測及び計算について述べたものである。ア〜ウ に入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
a.1 級水準測量及び 2 級水準測量においては,既知点と隣接する他の既設点間の検測を行うものとする。なお,検測における結果と前回の観測高低差又は測量成果の高低差との較差を確認する。また,検測は ア を原則とする。
b.標尺補正計算及び イ は,1 級水準測量及び 2 級水準測量について行う。ただし,1 級水準測量においては,イ に代えて ウ を用いることができる。
1.片道観測 / 変動補正計算 / 正標高補正計算
2.往復観測 / 正規正標高補正計算 / 正標高補正計算
3.往復観測 / 変動補正計算 / 正規正標高補正計算
4.片道観測 / 正規正標高補正計算 / 正標高補正計算
5.往復観測 / 正標高補正計算 / 正規正標高補正計算
正解・解説
答え
答えは 4。
正答根拠
虫食いは ア・イ・ウを別々に確定 すると速い。最初から組合せ全体で見ると混ざるので,文ごとに語句を当てる。
a 文は,既知点と隣接する他の既設点間の検測について述べている。ここで較差判定の基準になるのは 片道観測。したがって ア=片道観測。
b 文前半は,既知点の標高を与えて比高計算を進める前段の補正計算を聞いている。ここは 正規正標高補正計算。したがって イ=正規正標高補正計算。
b 文後半は,1級水準測量及び2級水準測量の比高計算で行う補正計算を聞いている。ここは 正標高補正計算。したがって ウ=正標高補正計算。
よって並びは 片道観測 / 正規正標高補正計算 / 正標高補正計算。正解は 4。
変動補正計算 を入れてしまうミスと,正規正標高補正計算 と 正標高補正計算 を逆にするミスが多い。
関連知識 水準測量で得る幾何学的な高低差を標高差へ厳密に直すときは、重力の場所による違いを考慮する。正標高はジオイドからの距離を実重力で扱い、正規正標高は正規重力場を用いて近似する。
問題・正答の出典:国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例」。問題・解説は学習用に編集しています。解説は国土地理院が作成・推奨するものではありません。法令や作業規程の改正により、現在の取扱いと異なる場合があります。