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技術士 専門科目(建設部門) 令和7年度 Ⅲ-5|問題と解説

問題 Ⅲ-5

長さL[mm]の片持ちばりに対して,固定端から距離a[mm]の位置に集中荷重P[N]が鉛直下向きに静的に作用している。集中荷重P[N]は弾性変形を生じさせるのに十分に大きい正の値である。はりの断面二次モーメントはI[mm4],ヤング率はE[N/mm2]であり,長手方向に一定とする。せん断変形を無視した場合,この片持ちばりの先端のたわみδ[mm]として,最も適切なものはどれか。ただし,距離a[mm]は正の値である。

1 Pa26EI(3L−a)
2 2Pa33EI
3 PL36EI
4 PL2a6EI
5 P(4a3+L3)6EI
問題図表
片持ちばりの図

正解と解説

正解:1

解説

荷重点までのたわみと傾きを求め、荷重点から自由端までの直線部分の変位を加える。

1.荷重点までの曲率を表す

固定端からの距離をx、下向きのたわみをyとする。荷重点より固定端側では、右側の荷重Pの腕の長さがa−xになる。せん断変形を無視し、EIは一定なので、

EIy″=P(a−x)

を0≦x≦aで使う。固定端条件はy(0)=0、y′(0)=0。

2.荷重点の傾きとたわみを求める

上式を2回積分して固定端条件を入れる。

EIy′=P(ax−x22)

EIy=P(ax22−x36)

x=aを代入すると、

y′(a)=Pa22EI

y(a)=Pa33EI

3.自由端までの変位を加える

荷重点から自由端までは曲げモーメントが0で、たわみ曲線は直線。その長さL−aに荷重点の傾きを掛ける。

δ=y(a)+(L−a)y′(a)

δ=Pa2(3L−a)6EI

δ=Pa2(3L−a)6EI mm。自由端の下向きのたわみであり、a=Lなら先端集中荷重の式になる。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

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