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技術士 専門科目(建設部門) 令和6年度 Ⅲ-33|問題と解説
問題 Ⅲ-33
工程管理に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1 横線式工程表は,横軸に日数をとるので各作業の所要日数がわかり,さらに,作業の流れが左から右へ移行しているので作業間の関連がわかるが,工期に影響する作業がどれであるかがつかみにくい欠点がある。
2 作業可能日数は,暦日日数から定休日のほかに,降水日数,積雪日数,日照時間などを考慮して割り出した作業不能日数を差し引いて求める。
3 ネットワーク式工程表では,数多い作業の中でどの作業が全体の工程を最も強く支配し,時間的に余裕のない経路(critical path)であるかを確認することができない。
4 工程と原価との関係は,工程速度を上げるとともに原価が安くなっていくが,さらに工程速度を上げると原価は上昇傾向に転じる。
5 CPM法は,時間と費用との関連に着目し,工事費用が最小となるようネットワーク上で工期を短縮し,最適工期,最適費用を設定していく計画手法である。
正解と解説
正解:3
解説正答根拠
答えは3。
1. ○ 横線式工程表は作業期間を把握しやすい一方、作業間の関連と工期を支配する作業は把握しにくい。
2. ○ 作業可能日数は暦日から休日・気象等による作業不能日数を差し引いて求める。
3. × ネットワーク式工程表でクリティカルパスを確認できない点が誤り。正しくは、ネットワーク式工程表でクリティカルパスを確認できる。
4. ○ 工程を短縮すると原価が下がる範囲があるが、さらに短縮すると直接費が増え原価は上昇に転じる。
5. ○ CPM法は時間と費用の関係に着目し、最適工期・最適費用を設定する計画手法である。
関連知識 クリティカルパスは工期を支配する余裕時間ゼロの作業列であり、ネットワーク工程表で把握する。
問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。