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技術士 専門科目(建設部門) 令和5年度 Ⅲ-35|問題と解説

問題 Ⅲ-35

建設環境に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

1 侵略的外来種とは,外来生物(海外起源の外来種)であって,生態系,人の生命・身体,農林水産業へ被害を及ぼすもの,又は及ぼすおそれがあるものの中から指定され,輸入,放出,飼養等,譲渡し等の禁止といった厳しい規制がかかる。
2 木材は,加工に要するエネルギーが他の素材と比較して少なく,多段階における長期的利用が地球温暖化防止,循環型社会の形成に資するなど環境にやさしい素材であることから,公共工事等において木材利用推進を図っている。
3 生物多様性国家戦略とは,生物多様性条約及び生物多様性基本法に基づく,生物多様性の保全と持続可能な利用に関する国の基本的な計画であり,我が国では,平成7年に最初の生物多様性国家戦略が策定された。
4 脱炭素社会とは,人の活動に伴って発生する温室効果ガスの排出量と吸収作用の保全及び強化により吸収される温室効果ガスの吸収量との間の均衡が保たれた社会を意味し,我が国においては2050年までに実現することを目指している。
5 持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標である。

正解と解説

正解:1

解説
正答根拠

答えは1。

1. × 外来生物を特定外来生物に限定している点が誤り。正しくは、外来生物は国外又は国内の他地域から導入された生物全般をいい、そのうち生態系等に被害を及ぼすものが特定外来生物として規制対象となる。

2. ○ 木材の利用は、持続可能な森林経営と組み合わせることで炭素の固定・貯蔵に寄与する。

3. ○ 生物多様性国家戦略は、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する国の基本的な計画である。

4. ○ 脱炭素社会は、温室効果ガス排出を実質的にゼロにすることを目指す社会である。

5. ○ SDGsは持続可能な開発のための国際目標であり、環境・社会・経済を統合的に扱う。

関連知識 外来生物は広い概念であり、被害防止のため法的規制を受けるものが特定外来生物である。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

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