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技術士 専門科目(建設部門) 令和3年度 Ⅲ-35|問題と解説
問題 Ⅲ-35
建設環境に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1 建設副産物物流のモニタリング強化の実施手段の1つとして始まった電子マニフェストは,既存法令に基づく各種届出等の作業を効率化し,働き方改革の推進を図る相互連携の取組である。
2 気候変動対策として緩和策と適応策は車の両輪であり,これらを着実に推進するため,「地球温暖化対策の推進に関する法律」並びに「気候変動適応法」の2つの法律が施行されている。
3 生物指標とは,生息できる環境が限られ,かつ,環境の変化に敏感な性質を持つ種を選定し,その分布状況等の調査をすることによって地域の環境を類推・評価するためのものである。
4 木材は,加工に要するエネルギーが他の素材と比較して大きく,地球温暖化防止,循環型社会の形成の観点から,公共工事での木材利用は推奨されていない。
5 循環型社会の形成のためには,再生品などの供給面の取組に加え,需要面からの取組が重要であるとの観点から,循環型社会形成推進基本法の個別法の1つとして,2005年に「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」が制定された。
正解と解説
正解:4
解説正答根拠
答えは4。
1. ○ 電子マニフェストは建設副産物物流の把握・事務効率化に資する。
2. ○ 気候変動対策は緩和策と適応策を車の両輪として進める。
3. ○ 生物指標は環境変化に敏感な生物の分布から地域環境を評価する。
4. × 公共工事で木材利用が推奨されていない点が誤り。正しくは、木材は炭素貯蔵・再生可能資源の観点から公共工事でも利用を推進する。
5. ※ 需要面から循環型社会づくりを進めるという趣旨は正しい。ただし、原本の2005年に制定という記載には注意が必要で、正しくは2000年(平成12年)制定、2001年4月全面施行である。この問題の公式正答は4のため、採点は4に合わせる。制定年は2000年で覚える。
問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。