技術士第一次試験|無料Web版
技術士 専門科目(建設部門) 令和3年度 Ⅲ-34|問題と解説
問題 Ⅲ-34
建設環境に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1 水質汚濁に係る環境基準は,公共用水域の水質について達成し,維持することが望ましい基準を定めたものであり,人の健康の保護に関する環境基準(健康項目)と生活環境の保全に関する環境基準(生活環境項目)の2つからなる。
2 微小粒子状物質「PM2.5」とは,大気中に浮遊している直径2.5マイクロメートル以下の非常に小さな粒子のことで,ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などのリスクを上昇させると考えられている。
3 ゼロ・エミッションとは,1994年に国連大学が提唱した考え方で,あらゆる廃棄物を原材料などとして有効活用することにより,廃棄物を一切出さない資源循環型の社会システムをいう。
4 振動規制法では,くい打機など,建設工事として行われる作業のうち,著しい振動を発生する作業であって政令で定める作業を規制対象とし,都道府県知事等が規制地域を指定するとともに,総理府令で振動の大きさ,作業時間帯,日数,曜日等の基準を定めている。
5 持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,発展途上国を対象とする先進国の開発援助目標である。
正解と解説
正解:5
解説正答根拠
答えは5。
1. ○ 水質環境基準は健康項目と生活環境項目からなる。
2. ○ PM2.5は直径2.5μm以下の粒子で、呼吸器・循環器疾患リスクを高める。
3. ○ ゼロ・エミッションは廃棄物を資源として活用する循環型社会の考え方である。
4. ○ 振動規制法は特定建設作業を規制し、基準を定める。
5. × SDGsを途上国対象の先進国援助目標としている点が誤り。正しくは、SDGsは先進国を含む全ての国が取り組む普遍的目標である。
関連知識 SDGsは環境・社会・経済を統合的に扱う、全ての国の目標である。
問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。