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技術士 専門科目(建設部門) 令和3年度 Ⅲ-4|問題と解説
問題 Ⅲ-4
斜面安定に関する次の記述のうち,不適切なものはどれか。
1 地すべりとは,山体を構成する土砂や礫の一部が,水と混合し河床堆積物とともに渓岸を削りながら急速に流下する現象である。
2 地すべり対策工は,地すべりの発生機構及び規模に応じて,抑制工と抑止工を適切に組み合わせて計画するものである。
3 簡便分割法やスウェーデン法で用いられる斜面の安全率は,土のせん断強さをすべり面に働くせん断力で除した値として定義される。
4 円弧すべり法で用いられる斜面の安全率は,ある点に関する土のせん断強さによる抵抗モーメントを滑動モーメントで除した値として定義される。
5 落石防止工は,斜面上方の落石発生源において実施する落石予防工と,発生した落石に対し斜面下方で対処する落石防護工に区分される。
正解と解説
正解:1
解説正答根拠
答えは1。
1. × これは土石流の説明であり、地すべりの説明ではない。正しくは、地すべりは斜面土塊が地下水等の影響ですべり面に沿って比較的ゆっくり移動する現象である。
2. ○ 地すべり対策は発生機構・規模に応じ、抑制工と抑止工を組み合わせる。
3. ○ 簡便分割法等の安全率は、土のせん断強さをすべり面に作用するせん断力で除して定義する。
4. ○ 円弧すべり法の安全率は、抵抗モーメントを滑動モーメントで除した値である。
5. ○ 落石防止工は発生源側の予防工と、落下した石を対象とする防護工に分けられる。
関連知識 地すべりは比較的緩慢なすべり、土石流は水と土砂が混合して急速に流下する現象である。
問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。