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技術士 専門科目(建設部門) 令和3年度 Ⅲ-1|問題と解説

問題 Ⅲ-1

土の基本的性質に関する次の記述のうち,不適切なものはどれか。

1 間隙比eは,土粒子密度ρsと乾燥密度ρdを用いて,e=ρsρd−1と求める。
2 粗粒土では,その粒度分布が透水性や力学的性質に影響するが,細粒土の力学的性質は,含水比wの多少によって大きく変化する。
3 飽和度Srは,含水比w,土粒子密度ρs,水の密度ρw,間隙比eを用いて,Sr=eρwwρs×100(%)と求める。
4 土粒子の密度ρsは,土粒子の構成物の単位体積当たりの平均質量である。
5 間隙比eと間隙率nの関係は,n=e1+e×100(%)である。

正解と解説

正解:3

解説

飽和度を水と間隙の体積比に戻し、含水比・土粒子密度・間隙比による式を導く。

1.質量から水の体積に直す

土粒子質量をmsとする。含水比を質量比wr=mw/msで表すと、水の質量はwrms。

Vw=wrmsρw

Vs=msρs

2.間隙体積で水の体積を割る

e=Vv/Vsより間隙体積はeVs。飽和度を%表示するにはVw/Vvを100倍する。質量msを消去すると、

Sr=wrρseρw×100%

wを%の数値で使う場合はwr=w/100なので、Sr[%]=wρs/(eρw)となる。

3.他の体積関係も確かめる

V=Vs(1+e)を使うと、間隙率と乾燥密度の関係も得られる。

n=e1+e×100%

e=ρsρd−1

飽和度の式では水の量が分子、間隙量が分母に入る。両者が逆になった関係は成立しない。

飽和度は間隙のうち水が占める割合。質量比wrを使えばwrρseρwの100倍(%)であり、水が増えるほど大きくなる。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

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