技術士第一次試験|無料Web版
技術士 基礎科目 令和4年度 Ⅰ-3-1|問題と解説
問題 Ⅰ-3-1
x=xiにおける導関数dfdxの差分表現として,誤っているものはどれか。ただし,添え字iは格子点を表すインデックス,格子幅をΔとする。
1 fi+1−fiΔ
2 3fi−4fi−1+fi−22Δ
3 fi+1−fi−12Δ
4 fi+1−2fi+fi−1Δ2
5 fi−fi−1Δ
正解と解説
正解:4
解説一階微分なら直線の傾きを再現するはずなので、まずf(x)=xを代入して調べる。
1.一次関数で候補を検査する
fi=xi、fi±1=xi±Δを代入する。前進・後退差分はΔ/Δ=1、中心差分は2Δ/(2Δ)=1。3点後退式も分子が 3xi−4(xi−Δ)+(xi−2Δ) となり2Δなので1になる。
2.二階差分だけが0になる
残る式の分子は (xi+Δ)−2xi+(xi−Δ)=0。本来の一階微分1を再現しない。
3.差分の次数を確認する
左右のTaylor展開を加えると奇数次項が消え、分子は Δ2f″(xi)+O(Δ4)になる。Δ2で割るので、これは二階微分の近似である。
fi+1−2fi+fi−1Δ2は二階導関数の中心差分で、一階導関数の式ではない。
関連知識:中央の2階差分 (fi+1-2fi+fi-1)/Δ2 は,であることから2階微分の形である。
問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。