測量士 過去問 / 令和7年

令和7年 No.17
UAV写真点群測量(17)

測量士試験・午前択一

問題

Q17. UAV写真点群測量においてデジタルカメラを鉛直下に向けた写真撮影を行うに当たり,標高が20mから40mまでの土地を撮影範囲全体にわたって同一コース内の隣接写真間の重複度が最小で80%となるように計画した。撮影基準面の標高を20mとするとき,撮影基準面における同一コース内の隣接写真間の重複度は何%となるか。最も近いものを次の 1 ~ 5 の中から選べ。
ただし,使用するデジタルカメラは,焦点距離21 mm,画面の大きさ 5,040画素 × 3,360画素,撮像面の素子寸法 7 μm とし,画面短辺は撮影基線と平行とする。
また,写真の撮影は撮影基準面に対し等高度で,撮影基線長は撮影範囲全体にわたって一定とし,撮影基準面での地上画素寸法は 2 cm とする。
なお,関数の値が必要な場合は,巻末の関数表を使用すること。
1.80%
2.84%
3.87%
4.90%
5.92%
出題時の関数表

問題文で指定されている関数表です。拡大して確認できます。

令和7年 測量士試験の関数表

出典:国土地理院・令和7年の問題冊子

正解・解説

答え

答えは 3。

正答根拠

答えは 3。

同じ飛行高度・同じ基線長で撮影すると,地面が高いほど写真の地上範囲は小さくなり,重複度は小さくなる。だから最小重複度80%は 標高40 mの地点 で決まる。

撮影基線と平行なのは画面短辺なので,使う画素数は 3,360画素。地上画素寸法は 2 cm = 0.02 m。したがって撮影基準面での写真長は 3,360 × 0.02 = 67.2 m。

H = GSD × f / p = 0.02 × 0.021 / (7×10^-6) = 60 m
これは撮影基準面(標高20 m)からの高さ。

標高40 mの地点では,カメラから地面までの高さは 60 - (40-20) = 40 m。写真長は高さに比例するので,67.2 × (40/60) = 44.8 m。

最小重複度80%は標高40 mで生じるので,基線長は 44.8 × (1 - 0.80) = 8.96 m。

重複度 = 1 - 8.96 / 67.2 = 0.8667
したがって撮影基準面での重複度は 86.7% で,最も近いものは 3(87%)。

関連知識 同一コース内の重複度は p=1-B/W。Bは撮影基線長、Wは進行方向の写真地上幅で、地表標高が上がりWが小さくなるほどpも小さくなる。

問題・正答の出典:国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例」。問題・解説は学習用に編集しています。解説は国土地理院が作成・推奨するものではありません。法令や作業規程の改正により、現在の取扱いと異なる場合があります。

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