問題
Q10. 既知点 A 及び新点 B において公共測量における GNSS 測量による基準点測量を行い,既知点 A から新点 B までの距離 8,000.00 m,新点 B の楕円体高 51.67 m の値を得た。このとき,新点 B の標高は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
ただし,既知点 A の標高は 328.77 m,楕円体高は 366.79 m であり,ジオイドは楕円体面に対し,既知点 A から新点 B の方向へ,距離 1,000.00 m 当たり -0.04 m の一様な傾斜をしているものとする。
また,距離は,楕円体面上の距離とする。
なお,関数の値が必要な場合は,巻末の関数表を使用すること。
1.13.33 m
2.13.65 m
3.13.69 m
4.13.77 m
5.13.97 m
出題時の関数表
正解・解説
答え
答えは 5。
正答根拠
新点 B の標高は 13.97 m。最も近いのは 13.97 m なので答えは 5。
h = H + N → H = h - N
- 既知点 A のジオイド高を先に求める。NA = hA - HA = 366.79 - 328.77 = 38.02 m
- ジオイド高は B に向かって 1,000 m 当たり 0.04 m 低くなる。A-B 間は 8,000 m なので、0.04×8 = 0.32 m 低下する。
- したがって B のジオイド高は NB = 38.02 - 0.32 = 37.70 m。
- B の楕円体高 hB=51.67 m だから、HB = 51.67 - 37.70 = 13.97 m。
関連知識 ジオイド・モデルは格子点のジオイド高から内挿して任意点のNを求める。2点間で一様勾配を仮定する問題では線形補間でよいが、実務では地形・重力場により曲がるため、モデル格子を越える外挿は精度が保証されにくい。
問題・正答の出典:国土地理院「測量士・測量士補試験問題・解答例」。問題・解説は学習用に編集しています。解説は国土地理院が作成・推奨するものではありません。法令や作業規程の改正により、現在の取扱いと異なる場合があります。
