技術士第一次試験|無料Web版
技術士 専門科目(建設部門) 令和6年度 Ⅲ-8|問題と解説
問題 Ⅲ-8
鋼材の腐食に関する次の記述の ア,イ,ウ,エ,オ に入る語句の組合せとして,最も適切なものはどれか。
腐食反応では,アとイが必ず等量で進行し,片方の反応が抑制されれば自動的に他方の反応も抑制されることになる。鉄が溶出するアが生じるためには水分と鉄の接触が必要であり,イの進行にはウとエの存在が必要となる。オは,鋼材表面に緻密なさび層を形成させ,これが鋼材表面を保護することで鋼材の腐食による板厚減少を抑制するものである。
1 ア:アノード反応 イ:カソード反応 ウ:水 エ:酸素 オ:耐候性鋼材
2 ア:アノード反応 イ:カソード反応 ウ:塩酸 エ:窒素 オ:金属溶射
3 ア:カソード反応 イ:アノード反応 ウ:水 エ:酸素 オ:溶融亜鉛めっき
4 ア:アノード反応 イ:カソード反応 ウ:塩水 エ:窒素 オ:耐候性鋼材
5 ア:カソード反応 イ:アノード反応 ウ:水 エ:酸素 オ:金属溶射
正解と解説
正解:1
解説正答根拠
答えは1。ア 鉄が電子を失って溶出する反応はアノード反応である。
イ 電子を受け取る還元反応はカソード反応であり、アノード反応と等量で進行する。
ウ・エ 中性又はアルカリ性環境でのカソード反応には水と酸素が必要である。
オ 緻密な保護性さび層で板厚減少を抑えるものは耐候性鋼材である。
したがって、ア〜オの組合せはアノード反応・カソード反応・水・酸素・耐候性鋼材であり、1である。
関連知識 腐食ではアノード反応とカソード反応が対になって進行する。水分・酸素の遮断、電気化学反応の抑制、保護被膜形成が防食の基本となる。
問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。