技術士第一次試験|無料Web版
技術士 専門科目(建設部門) 令和4年度 Ⅲ-25|問題と解説
問題 Ⅲ-25
港湾施設に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
1 港湾の外郭施設の機能として,港内の静穏度の確保,水深の維持,臨港交通の確保,海岸の決壊防止,高潮・津波に対する陸域の防護がある。
2 港内の泊地の常時波浪に対する静穏度は,泊地での施設の耐用年数期間中に出現すると推定される確率波として評価するのが一般的である。
3 防波堤と航路の法線は,入港時に船舶がなるべく強い風や潮流を真横から受けないように設定する。
4 航路の必要水深は,航走時の船体沈下であるトリム等を考慮して決定される。
5 埠頭は,コンテナ埠頭,フェリー埠頭,旅客埠頭のような専門埠頭とRORO船埠頭,バルク(バラ)貨物埠頭のような雑貨埠頭に分類される。
正解と解説
正解:3
解説正答根拠
答えは3。
1. × 臨港交通の確保を外郭施設の機能としている点が誤り。正しくは、臨港交通の確保は道路等の臨港交通施設の機能である。
2. × 常時静穏度を耐用年数中の確率波で評価する点が誤り。正しくは、通常時の波浪に対する荷役・停泊の支障の程度で評価する。
3. ○ 防波堤と航路の法線は、入港時に船舶が強い風・潮流を真横から受けにくいように設定する。
4. × 船体沈下をトリムとしている点が誤り。正しくは、航走時の沈下量はスクワットであり、必要水深は余裕水深・潮位等も考慮する。
5. × RORO船埠頭・バルク貨物埠頭を雑貨埠頭としている点が誤り。正しくは、これらは貨物特性に対応した専門埠頭である。
関連知識 外郭施設は防波堤等、臨港交通施設は道路等、係留施設は岸壁等である。港湾施設の機能を区分する。
問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。