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技術士 専門科目(建設部門) 令和3年度 Ⅲ-11|問題と解説

問題 Ⅲ-11

コンクリートの材料としてのセメントに関する次の記述のうち,不適切なものはどれか。

1 早強ポルトランドセメントは,高温環境下で用いると,凝結が早いためにコンクリートにこわばりが生じて仕上げが困難になったり,コールドジョイントが発生しやすくなったりすることがある。
2 低熱ポルトランドセメントは,寒中コンクリート,工期が短い工事,初期強度を要するプレストレストコンクリート工事等に使用される。
3 ポルトランドセメントには,普通,早強,超早強,中庸熱,低熱及び耐硫酸塩の6種類がある。
4 セメントは,構造物の種類,断面寸法,位置,気象条件,工事の時期,工期,施工方法等によって,所要の品質のコンクリートが経済的に安定して得られるように選ぶ必要がある。
5 JISに品質が定められていない特殊なセメントの選定にあたっては,既往の工事実績を調査し,事前に十分な試験を行ったうえで品質を確認して使用する必要がある。

正解と解説

正解:2

解説
正答根拠

答えは2。

1. ○ 早強セメントは高温下で凝結が早まり、こわばり・コールドジョイントを生じやすいことがある。

2. × 低熱ポルトランドセメントを寒中・短工期・初期強度が必要な工事へ用いる点が誤り。正しくは、初期強度を要する工事には早強ポルトランドセメント等を用い、低熱セメントはマスコンクリート等で水和熱を抑える。

3. ○ ポルトランドセメントは普通、早強、超早強、中庸熱、低熱、耐硫酸塩の6種類である。

4. ○ セメントは構造物・施工条件・気象・工期等に応じ、品質を安定して得られるものを選定する。

5. ○ JIS規格外の特殊セメントは、実績調査と事前試験で品質を確認して使用する。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

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