技術士第一次試験|無料Web版

技術士 基礎科目 令和5年度 Ⅰ-5-6|問題と解説

問題 Ⅰ-5-6

科学と技術の関わりは多様であり、科学的な発見の刺激により技術的な応用がもたらされることもあれば、革新的な技術が科学的な発見を可能にすることもある。
こうした関係についての次の記述のうち、不適切なものはどれか。

1 望遠鏡が発明されたのちに土星の環が確認された。
2 量子力学が誕生したのちにトランジスターが発明された。
3 電磁波の存在が確認されたのちにレーダーが開発された。
4 原子核分裂が発見されたのちに原子力発電の利用が始まった。
5 ウイルスが発見されたのちにワクチン接種が始まった。

正解と解説

正解:5

解説

答えは⑤。

①.○ 望遠鏡の発明は1608年,土星の環の確認は1610年である。

②.○ 量子力学の誕生は1925年,トランジスターの発明は1947年である。

③.○ 電磁波の存在確認は1888年,レーダーの開発は1904年である。

④.○ 原子核分裂の発見は1938年,原子力発電の利用開始は1951年である。

⑤.× ウイルス発見後にワクチン接種が始まったとする点が誤り。正しくは,種痘の接種は1796年,ウイルスの発見は1898年頃であり,ワクチン接種の方が先である。

不適切なものは⑤である。

関連知識:ワクチン接種はウイルス概念の確立より先に始まった。技術的実践が科学的発見に先行する例でもある。

問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。

令和5年度の年度別演習を始める