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技術士 基礎科目 令和4年度 Ⅰ-5-1|問題と解説
問題 Ⅰ-5-1
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書第1〜3作業部会報告書政策決定者向け要約の内容に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。
1 人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない。
2 2011〜2020年における世界平均気温は、工業化以前の状態の近似値とされる1850〜1900年の値よりも約3°C高かった。
3 気候変動による影響として、気象や気候の極端現象の増加、生物多様性の喪失、土地・森林の劣化、海洋の酸性化、海面水位上昇などが挙げられる。
4 気候変動に対する生態系及び人間の脆弱性は、社会経済的開発の形態などによって、地域間及び地域内で大幅に異なる。
5 世界全体の正味の人為的な温室効果ガス排出量について、2010〜2019年の期間の年間平均値は過去のどの10年の値よりも高かった。
正解と解説
正解:2
解説答えは②。
①.○ 人間の影響が大気,海洋及び陸域を温暖化させてきたことは,IPCC第6次評価報告書で「疑う余地がない」とされる。
②.× 約3℃高かったとする点が誤り。正しくは,2011〜2020年の世界平均気温は1850〜1900年より約1.09℃高かった。
③.○ 極端現象の増加,生物多様性の喪失,森林の劣化,海洋酸性化及び海面水位上昇は,気候変動の影響として挙げられる。
④.○ 気候変動に対する生態系及び人間の脆弱性は,社会経済的開発の形態などにより地域間・地域内で異なる。
⑤.○ 2010〜2019年の世界全体の正味の人為的温室効果ガス排出量の年平均は,過去のどの10年間よりも高かった。
不適切なものは②である。
関連知識:IPCC第6次評価報告書では,1850〜1900年を工業化以前の近似値とし,2011〜2020年の気温上昇を約1.09℃としている。
問題・正答の出典:公益社団法人 日本技術士会(公式の過去問題・公式正答)
掲載している解説は日本技術士会の公式解説ではありません。